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ガルマンガミラス滅亡の危機6

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<帰郷Ⅱ>
それからリィの身の回りは一変した。誰もがリィを見ると右手を挙げ敬礼し敬うような態度を見せる。ラージベルも一歩引いたところからリィを見るようになっていた。

  (手の届かない所へ行ってしまわれた…。)

ラージベルはあの震えるリィのぬくもりが忘れられずにいた。ふと自分の手を見ていると肩を叩かれ振り向いた。

  「何度も呼んだのだぞ?」

相手はフィールだった。

  「すまん、ぼんやりしてしまった。」

フィールはラージベルの気持ちがわかっていたので深く追求する事をしなかったのでラージベルは内心ほっとしていた。

  (こんな気持ちを誰かに知られたら…まだ公表されていないとはいえ総統の
   お妃候補に熱を上げているとわかったら…)

ラージベルは気を引き締めた。

  (お傍でリィ様をお守りする事が出来れば…命に代えても守って見せる…)

心配していたリィへの攻撃はそばにデスラーがいる事から手が出せない様子で何事も起きなかった。




  「聞いたか?」(フィール)
  「何を?」(ラージベル)
  「移住の話だ。」(フィール)
  「あぁ…。」(ラージベル)
  「確かに天候が落ち着かない辺り星自体が不安定なのだろう。」(フィール)
  「今日の予定は?」(ラージベル)
  「会議の護衛だ。最新情報がわかるだろう」(フィール)
  「今日も忙しくなりそうだな。」

ラージベルはガルマン人がこの星を捨て新天地を求める事に意義を申し立て暴動が起こらない事もないと想定した。

  「俺たちにしてみたら懐かしい大マゼランだがガルマン人にしてみたら未知の
   世界だからな。」

フィールの言っている事はもっともの事だった。


















やがて移住のための船団が組まれた。ウルフが船団長を務める。

  「総統、大切なデスラー艦をお預かりいたします。」

ウルフが出発前にデスラーに挨拶に来た。

  「よい報告を待っている。」

お互い右手を挙げにやり、と笑った。









  「我がガルマンガミラスに栄光あれ」





デスラーはそう言ってガミラス艦を見送った