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「やっぱり今の放送まったく聞こえてなかったんだな。ほら、お前も早く食わないと。あんまり余裕ないぜ?」
 食堂の時計を見て見ると、時刻はもうすぐ十二時半になろうとしていました。確かにゆっくりと食事を楽しんではいられませんね。
 私は昼食を胃に流し込みながら、それでも考え続けます。
 ――姉さんのいいところ、どうやって知ってもらおう?