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機動戦士ガンダムRS 第38話 暁の宇宙へ

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お前には、お前の役目があるのだ」
 ウズミ前代表は、カガリを引っ張りながらカガリの役目を説いた。
「でも」
 それでもカガリは、抗おうとした。
「想いを継ぐ者なくば全て終わりぞ。
何故それが解らない」
 それがどういう意味かわからないカガリでは、ないかった。
だから永遠の別れのように感じカガリは、泣き出してしまった。

                ※

 マーク少将は、アーガマもどきを射程圏内に入れた。
「行くぜ」
 サオトメは、マスドライバー司令室に向かっていた。

                ※

 それは、アスラン中佐とキラ大尉も気づいた。
「来るぞ、キラ」
「発進急いで下さい」
 キラ大尉は、クサナギの発進を急がせた。

                ※

「撃て」
 アークエンジェルとドミニオンは、ローエングリンを撃った。
直後ポジトロニックインターフェアランス現象を引き起こしその中を最大船速と増設ブースターで宇宙へと発進した。

                ※

 それは、マーク少将も気づいた。
マーク少将は、大口径V.M.B.Cで撃沈させようとしたが直掩機の邪魔で攻撃できなかった。

                ※

 クサナギの出入り口では、キサカ一佐が待っていた。
「カガリ」
 ウズミ前代表がカガリを引っ張る光景など予想していなかったキサカ一佐は、目を疑った。
「急げ、キサカ。
このバカ娘を頼むぞ」
 そういうとウズミ前代表は、カガリをキサカ一佐へと投げた。
「はい」
 キサカ一佐は、その約束を肝に銘じた。
「お父様」
 カガリは、父との別れを嘆いた。

                 ※

 アークエンジェルとドミニオンは、ポジトロニックインターフェアランス現象の中を最大船速以上で宇宙へと向かっていた。

                 ※

 マーク少将は、リズィーシーガンダムをマン・マシーンに変形させると2機の直掩のガンダムと交戦した。
マーク少将は、メガビームライフルを下駄背負いガンダムに撃ったが回避された。
今度は、羽付きガンダムにメガビームキャノンを撃ったがやはり回避された。

                 ※

 カガリは、父との別れでひどい顔をしていた。
「そんな顔をするな。
オーブの獅子の娘が」
 ウズミ前代表は、カガリの頭に手を乗せた。
「でも」
 カガリは、それでも肉親と別れるのがつらかった。
「父とは、別れるがお前は1人ではない」
 カガリには、ウズミ前代表の言っている意味がわからなかった。
「この船に乗っている1人ひとりがお前の異母兄弟として支えてくれるだろう」
 ウズミ前代表がわかりやすく説明してくれた。

                 ※

 サオトメは、ガンダムサイガーをマスドライバー司令室に近づけていたが途中で敵の策に気付いた。
「まさか」
 サオトメは、急いでその場を離脱した。

                 ※

 キラ大尉は、苦戦しながらもルプスビームライフルで反撃した。

                 ※

 カガリとキサカ一佐は、クサナギに乗り込んだ。
「そなたの父で幸せであったよ」
 ドアが閉まりタラップが離れていく。
カガリは、泣き叫んだがもうその声は、届かなかった。
「行け、キサカ。
頼んだぞ」
 クサナギは、やっと発進シークエンスに入った。
「リビジョンC以外の全要員退去を確認。
オールシステムズゴー。
クサナギ、ファイナルローンズシークエンススタート」
 オペレーターが発進シークエンスを開始し発進準備が完了した。
「ハウメアの護りがあらんことを」
 首長の1人が子供たちの無事を祈った。
そしてクサナギは、発進した。

                  ※

 それは、マーク少将も気づいた。
「あれは、軍艦か?」
 マーク少将は、攻撃目標を変えた。

                  ※

 それは、キラ大尉とアスラン中佐も気づいた。
キラ大尉とアスラン中佐は、両機のフルバーストで巨大な水柱を発生させリズィーシーガンダムを足止めさせた。
そしてクサナギに最大速度でつかまろうとしていた。

                  ※

 カガリは、クサナギのブリッジのモニターを前にウズミ前代表との別れを嘆いた。

                  ※

 水柱の中もミノフスキードライブを使ってもよかったが光の翼が発生する可能性がある。
水中内でビームを使えば地球軍が疑問に思うのは、必須だった。
そのためマーク少将は、追撃より秘匿を選んだ。
しかしその代償は、高くミノフスキードライブを使っても間に合うかどうか微妙だった。
それでもマーク少将は、一途の望みを賭けてリズィーシーガンダムをモビルアーマーに変形させると全部武装で逃げる2機のガンダムを攻撃した。
「クソ」
 しかしなかなか当たらない。

                  ※

 キラ大尉とアスラン中佐は、すさまじい重力加速度に耐えながらさらに加速しクサナギに追いつこうとしていた。
確かに2機は、高機動型のモビルスーツとして開発されたがここまでの速度を出すことは計算されていない。
それでもフリーダムガンダムは、何とかクサナギにつかまれた。

                  ※

 マーク少将は、焦りながら攻撃を続けていた。
「落ちろ」

                  ※

 ジャスティスガンダムは、リズィーシーガンダムの攻撃を回避しながらその距離を縮めて行った。
そしてついにジャスティスガンダムは、フリーダムガンダムの手をつかんだ。
フリーダムガンダムは、自分の方へ引き寄せるた。

                  ※

 リズィーシーガンダムは、なおも攻撃を続けていた。

                  ※

 フリーダムガンダムとジャスティスガンダムは、再びリズィーシーガンダムにフルバーストをしようとした。

                  ※

 それは、マーク少将も気づいた。
何とか回避しようとしたが回避しにくいモビルアーマー状態でなおかつすさまじい重力加速度で操作がおぼつかなかった。
リズィーシーガンダムは、再び水柱の中に包まれミノフスキードライブを切らざる負えない状態になってしまった。
とうとうマーク少将は、新型軍艦を見逃してしまった。

                  ※

 それは、マスドライバー司令室でも確認できた。
「種は、飛んだ。
これでよい。
オーブも世界も。
ナチュラルのいいようには、させない」
 そういうとウズミ前代表は、自爆スイッチを押した。
 瞬間オノゴロ島のモルゲンレーテ本社とカグヤ島のマスドライバー施設が爆発した。

                  ※

 サオトメは、それをやりきれない気持ちで見ていた。

                  ※

 それにはカガリ、キラとアスランなども言葉を失った。

                  ※