銀魂 −アインクラッド篇−
(やべぇ、こいつ本物だよ。完璧に中二病だよ。いや、わかるよ。長い間生きてりゃそりゃ人生に一回や二回は経験するけどよぉ…いやだからって、その年齢になってまで普通やるか?)
「もしかして…ギン、あんた…さっきのモンスターとの戦闘中になにかあったのか?その丸腰装備といい、なにかあんたは不自然すぎるぞ」
「いや、不自然どころか、健全な大人だけど…いや、健全じゃねぇか。というか何?銀さん呼び捨て呼ばわり?」
「あぁ済まなかった。ギンさん。それより答えてくれ、なんだか本当に心配になってきた。とりあえずこんなところで長話は危険だ。もし良ければ街に行って話さないか?」
「あ、あぁ…えっとそれは嬉しいんだが…ちょっと待ってくれキリト。ここ、『大江戸』の『歌舞伎町』だよな?」
「…オーエド?カブキチョウ?それは一体何だ、ギンさん」
「っ!!?」
「ここはアインクラッドの第一層、初まりの街郊外にあるフィールドだ。ゲーム開始序盤でいくらでも居ただろ」
「は?アインクラッド!?一層!!?初まりの街ィィィ!!?」
銀時は察した。
これはいつものあのパターンだ。
そう、例えるならば、映画ドラえもんで何らかのトラブルで元の世界に帰れなくなってしまうあのお決まりのパターンだ。
「あ…あっ…あぁぁ…ッ!!!!」
「…?…ギンさん?」
「…ッ!!!!」
(…何か…訳もわからず変な世界に移動しちまったぁぁぁァァァァァァ!!!!)
・・・To Be Continued
作品名:銀魂 −アインクラッド篇− 作家名:a-o-w