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銀魂 −アインクラッド篇−

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・・・

『ソードアート・オンライン』
・第七十五層 コリニア市 ゲート広場

ゲート広場にはすでに攻略チームと思しきプレイヤーたちが集結していた。キリトとアスナがゲートから出て歩み寄っていくと、そこには何人もの顔見知りが武装して立っていた。
「よう!キリト、それにアスナ司令官殿!」
「待ちくたびれたぞ」
カタナ使いのクラインが悪趣味なバンダナの下でにやにやと笑っており、その横には両手斧を装備したエギルの巨体もある。
「なんだ、お前らも参加するのか」
「なんだってことはないだろう!」
憤慨したようにエギルが野太い声を出した。
「今回はえらい苦戦しそうだって言うから、商売を投げ出して加勢にきたんじゃねえか。この無私無欲の精神を理解できないたぁ―――」
「よーしわかった。じゃあお前は戦利品の分配は除外な」
「いや、それはだな・・・」
情けなく口籠るその語尾に、クラインとアスナの朗らかな笑い声が重なった。

「今回からは約束どおり、俺達も加勢させてもらおう!」
「俺の活人剣を発揮するときが来たか・・・ふっ。軍曹殿、俺達を存分にこき使ってくれ」
「けっ・・・な〜にが活人剣だ。おいイカロス、俺はパルテナ様の為に加勢するだけだ。てめぇの身はてめぇで守れ」

先日の約束通り、そこには新撰組より近藤と土方を筆頭に製錬された腕前を持つ数名のギルドメンバー、そしてソロプレイヤーの桂の姿もあった。キリトは土方に「あんたもヤラレチャッタってならないように気を付けろよ」と怒り気味で受け答えながら辺りを見回す。

―――しかし、そこには友人の姿が見当たらなかった。

「おい、ギンさんは?」
「あ?あいつは頭数に入ってねぇよ」
「はぁ!?なんでだよ!!」
「俺に言うな!そもそもメンバーを決めたのはあの男だ!・・・だが、安心しろ。どうせ―――」

その言葉に続くかのように転移ゲートから新たな数名が出現した。真紅の長衣に巨大な十字盾を携えたヒースクリフと、4名の血盟騎士団の精鋭だ。彼らの姿を目にするとプレイヤー達に緊張感が走った。単純なレベル的強さならキリトとアスナ、桂や新撰組らを上回るのはヒースクリフ本人だけだと思われるが、やはり彼らの結束感には迫力を感じられずにいられない。彼らはプレイヤーの集団を二つに割りながらまっすぐ俺達のほうへ歩いてきた。
「欠員はにようだな。よく集まってくれた。状況はすでにしっていると思う。厳しい戦いになるだろうが―――」

と、ヒースクリフが言葉を発している最中に再度、転移ゲートからまた1人現れた。

「――――っ・・・。」
「ほらな。人の話を聞かねぇ野郎だ。ここに来ると思っていたぜ」

転移ゲートから現れた男はぼさぼさの頭を掻きながら気だるそうに集団を割りながらヒースクリフの前に立った。

「・・・君を呼んだ覚えはないが」
「まぁそう言いなさんな。別に俺ぁあんたの邪魔をしに来たわけじゃねぇ。なあに、手伝いにきただけさ」


銀時は右手を自身の肩まで上げてにやにやと笑いながらそう答えた。それに対しヒースクリフはあまりにも場違いだと言わんばかりに銀時を睨みつける。
その銀時の隣にキリトとアスナはヒースクリフと対面する形で並ぶ。

「アスナ君、私は警告をしたはずだが、君はそれを受け入れないということだね」
「団長、私は伝えたはずです。ギンさんに会う会わないは私が判断すると」
「アスナがそうするなら、俺もそうするさ。俺は彼女を守ることが最優先だからな」

久しぶりだ。こうして3人で立ち並ぶのはいつ以来だろうか。

何故だろう?この人と一緒ならどんな困難にも立ち向かう勇気が湧いてくる。

この人と一緒なら、本当にこのデスゲームを攻略できる気がする。


「そこまでして君たちは彼についていくつもりか。理解できないな。死を早めるだけだというのに」
「確かに俺ぁ疫病神かもな。だが、戦力は多いほうが得するのはあんただろ?それとも何か?俺がここにいたらまずい理由でもあるのか?」
「・・・っ・・・好きにするが良い。ただし、君をパーティーのメンバーとして扱うつもりは一切無い。何が起ころうとも自己責任だ」
「あぁ、その心配はないぜ?何故なら俺ぁ既にパーティーを組んでいるからな」

「ギンさんの言う通り。今回の迷宮区攻略は血盟騎士団の副団長としてではなく―――」

「ソロプレイヤーとしてではなく・・・俺達三人パーティー!」


「Z万事屋として参加させてもらうぜ」
「ハピネスチャージ万事屋として参加させてもらうわ!」
「万事戦隊サンケンジャーとして参加させてもらう!」


「そうか・・・君たちの考えはよくわかったよ」

(いや全員バラバラなんですけどォォォォッ!?)

どこか絡み合わない3人なのだが、想いが一つに重なった瞬間でもあった。
土方は心の中でツッコミをしつつヒースクリフの顔を見る。
彼は何もなかったかのように顔色一つ変えず、そのまま七十五層迷宮区へと連なる青く揺らめく光の渦を出現させ、一同はその渦の中へと足を踏み入れていく。

―――そして、まだ誰も知らない。
この戦いが、長きに渡って続いたこの世界―ソードアート・オンライン―の終焉を迎える最後の戦いとなることを―――・・・。



・・・To Be Continued