続 さらば宇宙戦艦ヤマト 7
<イスカンダルへ Ⅱ>
島はスターシアと一緒にみんなのいるフロアーに来た。
「ここから先は一人で大丈夫です。スターシアさんは守さんと一緒にいてあげて
ください。」（島）
「ありがとうございます。」（スターシア）
島はそう言うとスターシアの後姿を見送った。以前と変わらずとても優雅で美しい姿だったが以前と違って物腰が柔らかくなった気がした。
（身を委ねる相手がいるということで随分変わるものなんだな）
島は最初に通された部屋に入って行った
「守さん、大丈夫かな」
相原が島が出て行ったあとテーブルに並ぶ飲み物を手にそうつぶやくと
「そうだな…古代だけじゃなくて真田さんも…だしな。」
南部が食べ物をつまみながら言った
「でもスターシアさんが一緒だからきっと大丈夫だよ。」（太田）
「そうだな…一人じゃないしな。」（山本）
そんな会話を藤堂はずっと聞いていた
やがて長い航海に疲れた乗組員は“ちょっと別室で休みます”と藤堂に告げて部屋を出て行くものが出てきた。藤堂も“お疲れさん、しばらくは自由にしてくれ”と言って送り出した。
Tween
「ただいま」
どれぐらい時間が経っただろう…島が戻って来た
「「島、おかえり」」
メインクルーで出迎えると
「大丈夫か？」（山本）
「疲れただろう、とりあえず…」
相原はそう言うと飲み物を島に渡した
「ありがとう」
島はその飲み物を受け取ると藤堂が休まずいるのに気付きそのまま藤堂のところへ向かった
「長官、日報をお借りできませんか？守さんが読みたい、と」（島）
「守が？」（藤堂）
「スターシアさんはユキの事を聞くために私を呼び出しました。しかしその話を守
さんが隣の部屋にいたのか分かりませんが聞いていまして…本来長官が話す
べきの事を私が話してしまいました。すみません…」
島が頭を下げると
「島…いつも辛い役目をさせてるようですまない。本当なら私が言わなくてはいけない
事なのに…日報はすぐ用意する…相原。」
藤堂は相原を呼び出した
「ＹＵＫＩに一度戻って日報を取りに行ってほしい。それにお願いがあるんだが…」
藤堂は相原に２，３指示をすると相原は敬礼してＹＵＫIに戻って行った
「長官、お疲れでしょう？どうぞお休みください。」
島がソファーに座っている藤堂に声を掛けた
「…あぁ、島か…。そうだな、そうさせてもらうか。君たちも休みなさい。しばらく
自由にするといい。」
そう言って立ち上がると
「大気圏内に入った時遊星爆弾の落ちる前の地球を見ているようだった…初めて
見る星なのに懐かしい感じがした。いいところだな、イスカンダルは…。
では失礼するよ。島、相原が日報を持ってくるからそれは守に上げてくれ。
相原が持ってくるのは古代と土方くんのを一緒にしたコピーだから。」
島に言って部屋を出て行った
Tween
しばらくすると相原がアナライザーを連れて戻って来た。
「あれ？長官は？」（相原）
「あぁ、お疲れだろうと思って…」（島）
「日報…」（相原）
「日報は俺が預かるよ。長官から聞いてる…古代と土方艦長のコピーが入ってる
ってな。」（島）
「そう、でもそれだけじゃないんだ。長官がアナライザーのテレサの映像とヤマトが
消滅したところの映像、あと写真を全部入れてほしい、って言われて…急いで
作って来たんだ。」（相原）
「そうか…じゃぁあの写真も？」（島）
「あぁ…入ってる。守さんがそれを見てどう思うかは分からないけど…悪い気はし
ないと思うんだよね。だって古代のあんな笑顔、滅多に見れなかったでしょ？」
相原はそう言って笑った
「テレサの事、スターシアさんが知りたがってた…ありがとう。」
島はそうお礼を言いながらコピーの入った端末を受け取った
島はいつもと違うベッドの上で目が覚めた。窓からはマザータウンの前の海に朝日が反射してとてもきれいだった
「そうだ、昨日着いたんだ…イスカンダルに。」
改めてそう気付くと大きく伸びをした。その視線の先には藤堂から預かった端末があった
「今日はこれを守さんに渡さないと…」
島は横にいるアナライザーと目があった
「…アナライザー、一緒にくるか？」（島）
「守サンノトコロデスカ？」（アナライザー）
「あぁ、どうする？」（島）
「行キマス。気ニナル事ガアルンデス。」（アナライザー）
「そうか？まぁいい…朝食の後で…な。」
島はそう言うと寝癖を直しにベッドから降りた
島はスターシアと一緒にみんなのいるフロアーに来た。
「ここから先は一人で大丈夫です。スターシアさんは守さんと一緒にいてあげて
ください。」（島）
「ありがとうございます。」（スターシア）
島はそう言うとスターシアの後姿を見送った。以前と変わらずとても優雅で美しい姿だったが以前と違って物腰が柔らかくなった気がした。
（身を委ねる相手がいるということで随分変わるものなんだな）
島は最初に通された部屋に入って行った
「守さん、大丈夫かな」
相原が島が出て行ったあとテーブルに並ぶ飲み物を手にそうつぶやくと
「そうだな…古代だけじゃなくて真田さんも…だしな。」
南部が食べ物をつまみながら言った
「でもスターシアさんが一緒だからきっと大丈夫だよ。」（太田）
「そうだな…一人じゃないしな。」（山本）
そんな会話を藤堂はずっと聞いていた
やがて長い航海に疲れた乗組員は“ちょっと別室で休みます”と藤堂に告げて部屋を出て行くものが出てきた。藤堂も“お疲れさん、しばらくは自由にしてくれ”と言って送り出した。
Tween
「ただいま」
どれぐらい時間が経っただろう…島が戻って来た
「「島、おかえり」」
メインクルーで出迎えると
「大丈夫か？」（山本）
「疲れただろう、とりあえず…」
相原はそう言うと飲み物を島に渡した
「ありがとう」
島はその飲み物を受け取ると藤堂が休まずいるのに気付きそのまま藤堂のところへ向かった
「長官、日報をお借りできませんか？守さんが読みたい、と」（島）
「守が？」（藤堂）
「スターシアさんはユキの事を聞くために私を呼び出しました。しかしその話を守
さんが隣の部屋にいたのか分かりませんが聞いていまして…本来長官が話す
べきの事を私が話してしまいました。すみません…」
島が頭を下げると
「島…いつも辛い役目をさせてるようですまない。本当なら私が言わなくてはいけない
事なのに…日報はすぐ用意する…相原。」
藤堂は相原を呼び出した
「ＹＵＫＩに一度戻って日報を取りに行ってほしい。それにお願いがあるんだが…」
藤堂は相原に２，３指示をすると相原は敬礼してＹＵＫIに戻って行った
「長官、お疲れでしょう？どうぞお休みください。」
島がソファーに座っている藤堂に声を掛けた
「…あぁ、島か…。そうだな、そうさせてもらうか。君たちも休みなさい。しばらく
自由にするといい。」
そう言って立ち上がると
「大気圏内に入った時遊星爆弾の落ちる前の地球を見ているようだった…初めて
見る星なのに懐かしい感じがした。いいところだな、イスカンダルは…。
では失礼するよ。島、相原が日報を持ってくるからそれは守に上げてくれ。
相原が持ってくるのは古代と土方くんのを一緒にしたコピーだから。」
島に言って部屋を出て行った
Tween
しばらくすると相原がアナライザーを連れて戻って来た。
「あれ？長官は？」（相原）
「あぁ、お疲れだろうと思って…」（島）
「日報…」（相原）
「日報は俺が預かるよ。長官から聞いてる…古代と土方艦長のコピーが入ってる
ってな。」（島）
「そう、でもそれだけじゃないんだ。長官がアナライザーのテレサの映像とヤマトが
消滅したところの映像、あと写真を全部入れてほしい、って言われて…急いで
作って来たんだ。」（相原）
「そうか…じゃぁあの写真も？」（島）
「あぁ…入ってる。守さんがそれを見てどう思うかは分からないけど…悪い気はし
ないと思うんだよね。だって古代のあんな笑顔、滅多に見れなかったでしょ？」
相原はそう言って笑った
「テレサの事、スターシアさんが知りたがってた…ありがとう。」
島はそうお礼を言いながらコピーの入った端末を受け取った
島はいつもと違うベッドの上で目が覚めた。窓からはマザータウンの前の海に朝日が反射してとてもきれいだった
「そうだ、昨日着いたんだ…イスカンダルに。」
改めてそう気付くと大きく伸びをした。その視線の先には藤堂から預かった端末があった
「今日はこれを守さんに渡さないと…」
島は横にいるアナライザーと目があった
「…アナライザー、一緒にくるか？」（島）
「守サンノトコロデスカ？」（アナライザー）
「あぁ、どうする？」（島）
「行キマス。気ニナル事ガアルンデス。」（アナライザー）
「そうか？まぁいい…朝食の後で…な。」
島はそう言うと寝癖を直しにベッドから降りた
作品名：続 さらば宇宙戦艦ヤマト 7 作家名：kei