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霧ヶ崎 伽耶
霧ヶ崎 伽耶
novelistID. 50356
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タイトル未定④

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ーーーーーーーーーーストライカー達の休息。ーーーーーーー



なのはたちとの1回目の共同訓練が終わったある日のこと。
なのはから地球の観光をしようというお誘いが来たのだ。
私としても海外というにはいささか遠過ぎるが・・・。
ミッドチルダで生まれ育った私としては、地球の観光地を回るとは“例のあの時以来”のである。
日程としては来週の初め、13日から二泊三日で温泉というものに行くということらしい。
なのはたちも以前すずかやアリサたちといったことがあるらしいので、少しは詳しいらしい。
もちろん今回はフェイトも一緒ということで、私はフェイトと一緒に旅行用の買い物に行くことにした。
行き先はミッドチルダのショッピングモールで中には、大型量販店、雑貨屋といった数十軒のお店が軒を連ねていた。
「フェイト、旅行の経験ある?」私は隣を歩くフェイトに声をかけた。
「前に一回だけ行ったことがあるけどそのときはあんまり用意する時間がなかったから。」そう答えながらフェイトは少し遠い目をしていた。
(フェイトにとってはあまりいいことではなかったんだろうね。)フェイトにしては珍しく顔に出ていた。
「まずは~♪ちょっとした服ぐらいはいるよね、フェイト。」
「・・・・うん・・・。そうだね、少しぐらいは。じゃあ・・・。そこなんてどうかな?」そういうとフェイトは一軒の店を指差した。
そのお店はカジュアルから装飾の多い服までかなりの数をそろえているお店だった。
「この前、エイミーさんに教えてもらったお店なの。」さすがエイミーさん。
(タイミングがよすぎますよ。)私は苦笑いをしながらエイミーさんに感謝した。
お店の前について、すぐに私はある人物を見つけた。
向こうも私を見つけたらしく声をかけてきた。
「リレアちゃん久しぶり~。最近こっちに全然還ってきてくれないからしんぱいしたよぉ。」
私はその声に驚いた。
最近まで連絡が取れていなかった幼馴染のソライアだったのだ。
「久しぶり~。元気にしてた?」
「うん。というか今日は買い物?」そういうと視線を私からフェイトに移した。
「そうだよ。この子はフェイトっていうの私のお友達。」そういうと私もフェイトに視線を向けた。
「フェイト・テスタロッサです。えっとソライアさんでしたっけ?」
「そっ。ソライア・ニフィスト。ソライアでいいよフェイトちゃん。」そういうとソライアはフェイトに手を差し伸べた。
「ソライア、こちらこそよろしくお願いします。」フェイトもソライアと握手を交わした。



私達は3人でお店を回ることになった。
私とソライアは昔話をし、フェイトはそれを聞くという感じでお店を回った。
お昼前にソライアと別れ私達は買い物を続けることとなった。
その途中、フェイトに似合いそうな服を発見した。
装飾は少ないものの、さしてそれを気にさせない黒を基調とした服だった。
「フェイト、この服似合いそうじゃない?」そういうと私はフェイトと一緒にお店の中に入って行った。
「え?あ、この服前リンディーさんと用事で来たときから気になってた服なんだ。」そういうと私を引っ張って更衣室まで連れて行った。
「着替えるからちょっと待ってて。」そういうと更衣室のカーテンを閉めた。
(やっぱり似合うと思うんだけど、エストはどう思う?)私はネックレス状になっている愛機に話しかけた。
[彼女のイメージは黒系だと私も思います。いい買い物になるといいですね。]
エストと話しながら私はとある服に目が行った。
私はもともとゴシック調の服が好きでよく着ていたのだった。
フリルはさして多くはないが、見た目、着丈等に問題はなかった。
あるとすれば・・・こういう服は大抵高いのである。
給料としてある程度はもらってはいるし、食、住にかかるお金はないに等しいのであまり問題はないのだが、私はいつもそこで迷うのである。
私が迷っている間にフェイトが更衣室から出てきた。
「どうかな?似合ってる?」フェイトは少し頬を赤らめながら私に聞いてきた。
「やっぱり。フェイト、すごく似合ってる。」私は少し見とれてしまった。
少し恥ずかしがりながらポーズをとってくれた。
その後、フェイトはその服とそれに合うネックレスを購入していた。
私はというと・・・まだその服を買うか迷っていたのである。
「リレア、会計すんだけど・・その服で迷ってるの?」
会計を済ましたフェイトが私の元にやってきた。
「そうなんだよ。こういう服好きなんだけど、少し高いんだ。」そういいながら私はフェイトに値札を見せた。
「ちょっと高いね。でも私もネックレスとセットでその位したよ?」そう言いながらフェイトは私に領収書を見せてくれた。
私はそれを持って更衣室に行った。
「フェイトお待たせ。どうかな、似合う?」
そういうと私はフェイトの前まで行った。
「うん。すごく似合ってるよリレア。」
フェイトの返事はまさしく即答であった。
その返事で心が決まった。
私は更衣室を出て代金を支払った。
もちろん、現金でだ。
私はもともとカードが好きではなくあまり持っていないのである。

私は会計を済ませフェイトの元に戻った。
「買って来ちゃった。」そう言いながら紙袋をフェイトに見せ、本題の買い物に移ることにした。



旅行用の買い物を済ませ、私達は本局にもどった。
本局に戻るとエイミーさんがにやにやながら話しかけてきた。
「ちゃんとエスコートしてあげた?」
「えぇ。楽しく周らせていただきましたよ。」そういうと紙袋を見せた。
「リレアちゃんの好みの店って結構少ないでしょ?あそこ。」
「はい。けど今回はいいものが見つかりましたよ。」
そういうと私は紙袋から中身を出し体の前に沿わせた。
「へぇ。いいものがあったね。あれ?そのお店って、そんなの置いてたんだね。」
「そうみたいです。いい買い物ができました。フェイトのほうも、かなりいいものだと思います。」
少し恥ずかしそうにしながらフェイトも中身を出した。
「わぁ~。これはまた、いいものだね。」
「はい。前から少し気になっていたんです。」
そういいながらフェイトは服を紙袋にしまった。
これから荷造りをして早めに寝よう。
(けど、その前に。)
エイミーさんに今日のことを報告し私は部屋に戻った。


「それでは行ってきます。何かあったら連絡お願いします。」
「わかりました。なのはさんとすずかさん達にもよろしく言っておいてくれるかしら?」
そう言いながら艦の皆で私達を送り出してくれた。



私とフェイト、アルフは転送ポートを使いなのはの待つ温泉旅館に行った。
そこは町全体が温泉地となっている場所で、アルフ達は久々という感じではしゃいでいた。
私としても始めての観光地、そして温泉めぐりということで少しはしゃいでいた。






旅館に着くとなのは達はもう着いて待っていた。
「フェイトちゃん、アルフさん、それからリレアちゃんお久しぶり。」
私達を見つけたなのはは私達の元に駆け寄って来た。
冬休みに入り本局周辺にいた私たちにとってはみんなの顔を見るのも久しぶりだった。
そこには、すずかや、アリサたちももうすでに到着していたみたいだ。

私達は旅館にチェックインを済まし部屋に向かった。
作品名:タイトル未定④ 作家名:霧ヶ崎 伽耶