タイトル未定⑥
ーーーーーーーーーーーーーーーー使い魔としての使命ーーーーーー
カリンが私の使い魔になってから1週間が経過し、時空管理局の仕事にも慣れたきたある日のこと。
突然カリンが私に治癒系の魔法を教えてと言ってきた。
私としてはかなりありがたいのだが・・・。
「とりあえず今何がつかえてる?」
私はカリンが魔法を使ってるのをあまり見ていないのであった。
「一応風系の飛行魔法、炎系の魔法、それからバインドっていうの?あの相手を捕まえるやつ。あれだけかな。」
そういいながら軽く魔法を使ってくれた。
とはいっても回復魔法に関て私も詳しいわけではないし・・・・・・。
「ちょっと待ってて。今からユーノ君呼んでくるね。彼は補助系魔法が得意だったはずだし。」
そういいながら立ち上がろうとした私をカリンの声が引き留めた。
「ユーノさんにも聞くけど先にリレアから教わりたい」
・・・・・と言われても・・・;私はあまり補助魔法に関して詳しくはないのだが・・・。
まぁ一応一通りの回復系は使えるし、とりあえずその魔法は最優先かな?
[マスター。彼女に魔法を教えるのを、私の任せてくれませんか?]
その時私はなぜか・・・そうなぜかエストに任せることにした。
(じゃぁエスト、お願いできる?私は監視役として付いてるから。)
[わかりました。ありがとうございます、マスター。]
それから私たちはスタッフとの連絡等を済ませ、トレーニングルームにこもることにした。
もちろんエスト自身の意見で、時間、空間、それから魔法環境に至るところまでである。
(ここまで厳密にあの森を再現しなくても;)
[彼女のホームはあくまでもあなたの・・・。あなたと共に過ごした森なのです。だから一時的であれその環境にしてあげる、そのためにあの環境にしました。]
たしかにカリンは私がいるところでしか魔法を使いたがらない。
自分一人ならまだしもほかの人間しかいない場合絶対使わないだろう。
「ねぇ、リレア。なんであの森なの?」
「まずカリン、あの森以外で魔法使ったことある?」
カリンは少し考えた後首を横に振った。
「まずはそこ。いきなり違う場所で魔法を使うと、魔力の適合不慮になって大変だから、空間をあのままに魔力はできるだけこの空間に近いものをって。」
ちょっと難しかったかな?カリンは少しあたまを抱えていた。
[簡単に言いますと、体調を崩さぬよう調整された場所とお考えください。]
「この空間はエストが調整してくれたの?」
[はい、わたしがこの間戻った時に観測したデータより実際に近いされどこの空間に慣れるために調整をさせていただきました。
もし体調に変化がありましたらすぐにおっしゃってください。もう少し森に近い様に再構築します。]
たしかに私の時も軽くではあるが調整してくれたいたはず。感受性の強いカリンはなおさら変化が出やすいだろうし・・・。
でも取り合えずは軽く動かしてからかな?
「カリン、取り合えずエストから空間魔法の張り方教わって。」
彼女はコクリとうなずきエストと一緒に部屋の中央で魔方陣を展開させ始めた。
彼女の魔力光は鮮かな黄色で見ていて暖かな気分になる色である。
ちなみに私は魔力光の色が不安定で藍紫色からうすいさんご色までの幅で一定の色が出力によって変動する特異なタイプらしい。
なにせ周りの皆さんは鮮やかさが変わるぐらいでしかないらしく、結構珍しがられることがおおい。
っと話してる間にカリンがフィールド系魔法の展開が終わった。
カリンのフィールド魔法には回復系の魔法が付与されており通過するだけでもかなりの回復が図れるという面白い魔法なのだが、
カリン自身の魔力消費が激しいらしくなかなか使う機会がない魔法である。ちなみに私の“ノイズド・バラージ”は通信魔法、広域検索魔法をジャミングするタイプで、
存在を隠すのには向いてはいるが、特殊な魔法らしく外部から中に入ろうとすると結界を破壊しないと入れないらしい。
カリンがひと段落したのか私のところまでやってきた。
私は、とりあえずいつものおやつをだしカリンに差し出した。
「カリン、おつかれ。いつものやつあるけど食べる?」
こういう時のカリンの素早さを見るとやっぱり動物なんだなとしみじみ思ってしまう。
いつもは2本までなのだがついつい何本も渡してしまう。なんというか好物を食べてる時のカリンは本当になんというか、
ついついなでなでしたくなるようなかわいさがある。
ただあまり食べさせても・・・・・・・・まぁいいか;
休憩ををはさみ、カリンが今使える魔法の強化及び実践練習を兼ねて演習を行うことにした。もちろん私はエストで。
「リレア、ほんとにやるの?」
「一応実践だから本気で来なさい。まぁ私は少し魔力ロックかけるけど。」
カリンの魔力はAAランクはあるのだが、私の戦闘方法が空戦なのでカリンには分が悪いし陸戦にすれば私が少し不利になるかな。でもカリンのことだ、本気で砲撃はしないだろう。
とりあえず私は防護及び加速を私自身にブーストし、カリンとの戦闘を開始した。
カリンは強いて言えば陸上からの加速。壁等からの反転に関しては私のアクセルを翻弄するレベルだから問題はないが・・・。
少し砲撃を打ってみるか。
私は“エストノート”をボウガンフォームに変え“セイクリット・ワルツ”をカリンめがけて発射した。
もちろん非殺傷設定でだ。
誘導弾である“セイクリット・ワルツ”はカリンをことごとく追いかけ、またはありとあらゆる方向からカリンを追い詰めようと追尾するも、
カリンの陸上回避能力に追いつけず、ことごとく撃ち落とされてしまった。
「ちょっと、リレア、いきなり砲撃打つなんてひどいよ!」
そう叫びながら高速移動をしながら私に迫ってきた。
(そう言いながらカリンもノリノリじゃないか。ただこの距離ならカウンター入るかな?)
そう思い私は“エストノート”をランスモード変形させた。
ランスモードは動かない代わりにカウンターを優先した構えで砲撃型の私は少し苦手なのだが、
“サイレント・クロス”のおかげでカウンターの前に牽制できる隙間が作れるようになった。
[マスター6時方向から砲撃、来ます。]
(ランスモードに砲撃?何を考え・・・・・・。)
私の反応が少し遅れたところにカリンは中距離からショートジャンプしてきた。
もちろんカウンターの反撃を考えてのショートジャンプ。
カリン自身も簡易のバリアーは展開していたのだろうが、私のカウンターに“サイレント・クロス”の二重の攻撃には耐えられなかったようだ。
「カリン!!何考えてるんだ!!危険なことはするなって言はなかったか!!」
カリンはだまって私のところまで飛んできた。
「久々のリレアのカウンターでちょっと意識とんでた。ごめん。」
少しうなだれた感じになっていた。
まぁ久しぶりの練習だし、今日はこの辺にしておこう。
(エスト。さっきのショートジャンプをどう考える?不意打ち?それとも別の何か?)
[私が思うにカリン様の移動能力、ショートジャンプどちらもカウンターには非効率的ですが、格闘ゲームなどで言われるめくりをしようと考えたのではないのでしょうか?]
カリンが私の使い魔になってから1週間が経過し、時空管理局の仕事にも慣れたきたある日のこと。
突然カリンが私に治癒系の魔法を教えてと言ってきた。
私としてはかなりありがたいのだが・・・。
「とりあえず今何がつかえてる?」
私はカリンが魔法を使ってるのをあまり見ていないのであった。
「一応風系の飛行魔法、炎系の魔法、それからバインドっていうの?あの相手を捕まえるやつ。あれだけかな。」
そういいながら軽く魔法を使ってくれた。
とはいっても回復魔法に関て私も詳しいわけではないし・・・・・・。
「ちょっと待ってて。今からユーノ君呼んでくるね。彼は補助系魔法が得意だったはずだし。」
そういいながら立ち上がろうとした私をカリンの声が引き留めた。
「ユーノさんにも聞くけど先にリレアから教わりたい」
・・・・・と言われても・・・;私はあまり補助魔法に関して詳しくはないのだが・・・。
まぁ一応一通りの回復系は使えるし、とりあえずその魔法は最優先かな?
[マスター。彼女に魔法を教えるのを、私の任せてくれませんか?]
その時私はなぜか・・・そうなぜかエストに任せることにした。
(じゃぁエスト、お願いできる?私は監視役として付いてるから。)
[わかりました。ありがとうございます、マスター。]
それから私たちはスタッフとの連絡等を済ませ、トレーニングルームにこもることにした。
もちろんエスト自身の意見で、時間、空間、それから魔法環境に至るところまでである。
(ここまで厳密にあの森を再現しなくても;)
[彼女のホームはあくまでもあなたの・・・。あなたと共に過ごした森なのです。だから一時的であれその環境にしてあげる、そのためにあの環境にしました。]
たしかにカリンは私がいるところでしか魔法を使いたがらない。
自分一人ならまだしもほかの人間しかいない場合絶対使わないだろう。
「ねぇ、リレア。なんであの森なの?」
「まずカリン、あの森以外で魔法使ったことある?」
カリンは少し考えた後首を横に振った。
「まずはそこ。いきなり違う場所で魔法を使うと、魔力の適合不慮になって大変だから、空間をあのままに魔力はできるだけこの空間に近いものをって。」
ちょっと難しかったかな?カリンは少しあたまを抱えていた。
[簡単に言いますと、体調を崩さぬよう調整された場所とお考えください。]
「この空間はエストが調整してくれたの?」
[はい、わたしがこの間戻った時に観測したデータより実際に近いされどこの空間に慣れるために調整をさせていただきました。
もし体調に変化がありましたらすぐにおっしゃってください。もう少し森に近い様に再構築します。]
たしかに私の時も軽くではあるが調整してくれたいたはず。感受性の強いカリンはなおさら変化が出やすいだろうし・・・。
でも取り合えずは軽く動かしてからかな?
「カリン、取り合えずエストから空間魔法の張り方教わって。」
彼女はコクリとうなずきエストと一緒に部屋の中央で魔方陣を展開させ始めた。
彼女の魔力光は鮮かな黄色で見ていて暖かな気分になる色である。
ちなみに私は魔力光の色が不安定で藍紫色からうすいさんご色までの幅で一定の色が出力によって変動する特異なタイプらしい。
なにせ周りの皆さんは鮮やかさが変わるぐらいでしかないらしく、結構珍しがられることがおおい。
っと話してる間にカリンがフィールド系魔法の展開が終わった。
カリンのフィールド魔法には回復系の魔法が付与されており通過するだけでもかなりの回復が図れるという面白い魔法なのだが、
カリン自身の魔力消費が激しいらしくなかなか使う機会がない魔法である。ちなみに私の“ノイズド・バラージ”は通信魔法、広域検索魔法をジャミングするタイプで、
存在を隠すのには向いてはいるが、特殊な魔法らしく外部から中に入ろうとすると結界を破壊しないと入れないらしい。
カリンがひと段落したのか私のところまでやってきた。
私は、とりあえずいつものおやつをだしカリンに差し出した。
「カリン、おつかれ。いつものやつあるけど食べる?」
こういう時のカリンの素早さを見るとやっぱり動物なんだなとしみじみ思ってしまう。
いつもは2本までなのだがついつい何本も渡してしまう。なんというか好物を食べてる時のカリンは本当になんというか、
ついついなでなでしたくなるようなかわいさがある。
ただあまり食べさせても・・・・・・・・まぁいいか;
休憩ををはさみ、カリンが今使える魔法の強化及び実践練習を兼ねて演習を行うことにした。もちろん私はエストで。
「リレア、ほんとにやるの?」
「一応実践だから本気で来なさい。まぁ私は少し魔力ロックかけるけど。」
カリンの魔力はAAランクはあるのだが、私の戦闘方法が空戦なのでカリンには分が悪いし陸戦にすれば私が少し不利になるかな。でもカリンのことだ、本気で砲撃はしないだろう。
とりあえず私は防護及び加速を私自身にブーストし、カリンとの戦闘を開始した。
カリンは強いて言えば陸上からの加速。壁等からの反転に関しては私のアクセルを翻弄するレベルだから問題はないが・・・。
少し砲撃を打ってみるか。
私は“エストノート”をボウガンフォームに変え“セイクリット・ワルツ”をカリンめがけて発射した。
もちろん非殺傷設定でだ。
誘導弾である“セイクリット・ワルツ”はカリンをことごとく追いかけ、またはありとあらゆる方向からカリンを追い詰めようと追尾するも、
カリンの陸上回避能力に追いつけず、ことごとく撃ち落とされてしまった。
「ちょっと、リレア、いきなり砲撃打つなんてひどいよ!」
そう叫びながら高速移動をしながら私に迫ってきた。
(そう言いながらカリンもノリノリじゃないか。ただこの距離ならカウンター入るかな?)
そう思い私は“エストノート”をランスモード変形させた。
ランスモードは動かない代わりにカウンターを優先した構えで砲撃型の私は少し苦手なのだが、
“サイレント・クロス”のおかげでカウンターの前に牽制できる隙間が作れるようになった。
[マスター6時方向から砲撃、来ます。]
(ランスモードに砲撃?何を考え・・・・・・。)
私の反応が少し遅れたところにカリンは中距離からショートジャンプしてきた。
もちろんカウンターの反撃を考えてのショートジャンプ。
カリン自身も簡易のバリアーは展開していたのだろうが、私のカウンターに“サイレント・クロス”の二重の攻撃には耐えられなかったようだ。
「カリン!!何考えてるんだ!!危険なことはするなって言はなかったか!!」
カリンはだまって私のところまで飛んできた。
「久々のリレアのカウンターでちょっと意識とんでた。ごめん。」
少しうなだれた感じになっていた。
まぁ久しぶりの練習だし、今日はこの辺にしておこう。
(エスト。さっきのショートジャンプをどう考える?不意打ち?それとも別の何か?)
[私が思うにカリン様の移動能力、ショートジャンプどちらもカウンターには非効率的ですが、格闘ゲームなどで言われるめくりをしようと考えたのではないのでしょうか?]