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激ニブ星の恋人?

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第二十二話 プレゼント



十月十日、夕刻。
午前中は曇っていて時おり雨の降ることもあったが、午後からは晴れて暑いぐらいに気温が上昇した。
「おーい、帰ったぞー」
銀時は万事屋の玄関で言った。
チラシ配布の仕事があり、それがなぜか銀時のみの指名で、その仕事から帰ってきたのだった。
家の中からは返事はない。
そういえばと、玄関の土間を見てみる。
新八と神楽の履き物がない。
どこかに出かけているのか。
まァ、そーゆーこともあるだろう。
銀時はたいして気にせずにブーツを脱いで、家の中へあがる。
首筋をボリボリかきながら、応接間兼居間に向かう。
やがて、部屋に入った。
そこには。

「うーっ、うーっ」
ジタバタ、ジタバタ。
巨大なみのむしがいた。

ではなくて。
縄でぐるぐる巻きにされ、口にはガムテープが貼られた恋人がいた。

「ヅラ……!?」
銀時は眼を見張った。
なんだこれは。
戸惑う。
その銀時の眼と桂の眼が合う。
桂の眼差しは銀時に助けを求めている。
銀時はハッと我に返り、桂のほうに駆け寄った。
そして、桂のすぐそばまで行ったとき、その身体に長方形の紙が貼られているのに気づいた。
その紙にはなにか書いてある。

好きにするヨロシ。

あきらかに神楽が書いたものだ。

作品名:激ニブ星の恋人? 作家名:hujio