続 さらば宇宙戦艦ヤマト 11
<帰還>
≪間もなくヤマトの消滅ポイントです。全員宇宙服着用し甲板へ≫
イスカンダルからの航海も順調で前回と同じように黙とうをするために全員が甲板に出て黙とうを捧げた。島はスターシアからイスカンダルの花をもらいそれを乗組員に捧げた
しばらくそのポイントに滞在していたが誰もが笑顔だった。島は少し離れた所から乗組員の姿を見てほっとしていた
(古代…みんなが笑ってくれるようになったよ。)
島は目を閉じてそう心の中でつぶやいた
〈島、ありがとう。俺はいつもお前と一緒にいる。だからお前も早く
幸せになれ。〉
突然頭の中で進の声がした。島は我に返って周りを見渡したが誰もいない
〈島、俺は誰よりもお前が幸せになってほしいと思ってる。地球の将来を
お前に託したんだ…お前自身が幸せにならないでどうする?〉
「古代…」
島は突然の事で驚いたがそれから何度も話しかけたが返事はなかった
やがて藤堂が持ち場に戻るよう指示が出たのでクルーは甲板からYUKIの中に戻った
そしてYUKIは今回は月に寄らず静かに地球に戻って行った
≪間もなくヤマトの消滅ポイントです。全員宇宙服着用し甲板へ≫
イスカンダルからの航海も順調で前回と同じように黙とうをするために全員が甲板に出て黙とうを捧げた。島はスターシアからイスカンダルの花をもらいそれを乗組員に捧げた
しばらくそのポイントに滞在していたが誰もが笑顔だった。島は少し離れた所から乗組員の姿を見てほっとしていた
(古代…みんなが笑ってくれるようになったよ。)
島は目を閉じてそう心の中でつぶやいた
〈島、ありがとう。俺はいつもお前と一緒にいる。だからお前も早く
幸せになれ。〉
突然頭の中で進の声がした。島は我に返って周りを見渡したが誰もいない
〈島、俺は誰よりもお前が幸せになってほしいと思ってる。地球の将来を
お前に託したんだ…お前自身が幸せにならないでどうする?〉
「古代…」
島は突然の事で驚いたがそれから何度も話しかけたが返事はなかった
やがて藤堂が持ち場に戻るよう指示が出たのでクルーは甲板からYUKIの中に戻った
そしてYUKIは今回は月に寄らず静かに地球に戻って行った
作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト 11 作家名:kei