二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

続 さらば宇宙戦艦ヤマト 11

INDEX|2ページ/12ページ|

次のページ前のページ
 

  「サーシア!お帰り!」

ターミナルに森夫妻がサーシアを迎えに来ていた。サーシアの横には藤堂とメインクルーがいた。

  「藤堂長官、お久しぶりです。お世話になりました。サーシアはご面倒
   かけませんでしたか?」(森・母)
  「えぇ大丈夫でしたよ。久しぶりに里帰りして…ひょっとしたら少し
   赤ちゃん返りしてるかもしれませんね。」

藤堂がサーシアを見てそう答えると

  「おじいちゃん、私赤ちゃん返りなんてしてないわ。」

サーシアが笑いながらそう答えてから

  「お父さん、お母さんただいま!」

と、言うと二人に歩み寄ってクルーに向かって

  「お疲れさまでした!お先に失礼します。」

そう言って森夫妻と一緒に自宅へ戻って行った。





  「さて…キミらはどうするのかね?」

藤堂がクルーに聞くと

  「えぇ、古代達に挨拶してから戻ります。」

島が答えると

  「そうか、私からもよろしく伝えてくれ。じゃぁ私はここで…」

藤堂は右手を上げると“じゃぁ”と言って自宅方面のステーションへ向かって行った。

藤堂の姿が見えなくなるとクルーは英雄の丘方面のステーションへ向かって歩き出した









  「ただいま戻りました」

クルーが並んで沖田艦長に報告するとそれぞれがレリーフのところへ散って行った







  「古代、ユキ…真田さん…ただいま戻りました。イスカンダルでまた一つ
   大切な命が生まれていました。イスカンダル自体がまだまだ滅びないぞ
   と力強く訴えてる感じがします。」

島が小さな声で話しかける

  「古代…俺は…」

島は言葉に詰まった。自分がどうしたらいいのか分からなかった




  「佐渡先生、守さんからいいもの預かってきましたよ!」

南部はイスカンダルのお酒を途中で買った紙コップに入れて佐渡のレリーフに置いた。

  「あ、徳川さんもほしいですよね」

南部は“すみませんねぇ”と言いながら徳川の分も注いだ

  「イスカンダルはいいところですよ。でも寂しいところです。」

南部は自分も飲みながら語りだした

  「イスカンダルは女の子しか生まれないのか?佐渡先生、また女の子が
   生まれてましたよ!それがねかわいそうな事に古代そっくりなんだ!」

南部はそう言うと古代のレリーフに近付いて行った








  1時間ほど思い思いのレリーフに話しかけてクルーは寮へ向かった。








作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト 11 作家名:kei