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続 さらば宇宙戦艦ヤマト 12

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<約束>
  「では、行ってきます。休みのときは戻ってくるからおいしいご飯作って
   待っててね。」

サーシアが入寮する日がやってきた。表に島が待っている。

  「えぇ、気を付けて…けがしないようにね。」

両親は二人そろって玄関でサーシアを見送ろうと出てきた。

  「おはよう、島さん」

母が島に声をかける

  「やぁ島くん、忙しいところ悪いね、サーシアを頼むよ。」

父もにこやかだ。

  「おはようございます。いい天気の日に入寮でよかったですね。今日入寮する
   子が多いらしく…早めに、と思ったのですが…。」

島が遠慮がちに言うと

  「いいのよ、時間が余ったら食事にでも行ってらっしゃいな。私たちも午後
   出かける予定だから気にしないでね。」

母が含みを持たせるように言うと

  「お母さん、出かけるの?私聞いてないわ!」

サーシアが驚いたように聞くと

  「あら、家を出ようとする娘に言う必要ないでしょう?ねぇ、島さん?」

島は同意を求められついうなずくと

  「え?ひどぉい、私の味方、誰もいないじゃない!」

サーシアは二人が寂しくなるんじゃないかと心配したが大丈夫そうだな、と思った

  「せっかく混む前に迎えに来てくれたのに遅くなってしまうぞ?サーシア、
   ほら、行きなさい。」

父が島に向かって

  「じゃぁ島くん、頼むよ。太田君にもよろしくつたえてくれな。」

父は太田が講師と派遣されるのを聞いていたので島にそう告げた。

  「了解です、太田に伝えます。」

島は二人に敬礼すると

  「サーシアをお預かりします。」

と言って三浦を後にした









  「ねぇ島さん?イスカンダルに行くの決まったの?」

サーシアが島のエアカーに乗ってすぐ聞いてきた。

  「あぁ、決まったよ。来月だ。サーシアは見送りだね。」(島)
  「わかってるけどやっぱり残念だわ。お父様とお母様に会いたかったな。
   こうなったら絶対繰り上げ卒業するわ!」(サーシア)
  「ははは、今回急に決まったからな…。まぁ帰ってきたらサーシアも妹と
   久々の対面、だもんな。早く会いたいだろう?」

守とスターシアの間に生まれた第二子のミオを迎えにYUKIはイスカンダルへ行く事になっていた。

  「ずっと使われてなかった通信衛星が稼働した時は何かあったのかと驚いた
   けど…まぁよかったよ。サーシアの時と同じように一度長官のところで
   しばらく預かってもらってそれから森さんのところで実子として育てて
   もらう予定だ。サーシアとミオは名実ともに姉妹、だからね。お姉さん、
   妹の面倒よく見てくださいよ。」

島がやさしく言うと

  「もう、島さんったらいつまでも子ども扱いなんだから…でも早く会いたいわ。」

サーシアも嬉しさを隠せないようだった












作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト 12 作家名:kei