続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 2
<地球>
「みおチャンソロソロ着水ノ時間デス。べるとヲシマス。」
アナライザーがノックした後入って来てベッドサイドにあるベルトを伸びる手でぐるっと回しきつくない程度で止めた。
「アナライザーありがとう。これからもよろしくね。」
ミオは静かに眼を閉じた。艦内放送で着陸態勢に入ったことを島が告げている。
YUKIは静かに地球に着水した
「長官、お疲れ様でした。」
クルーが下りると伊藤が敬礼しながら待っていた。
「ドッグの先にエアカーを待たせています。そちらでご自宅へ向かってください。」
伊藤は敬礼を解くとミオに会釈した。
「私、伊藤と申します。よろしくお願いいたします。」
「……よろしく願します。」
ミオは藤堂の後ろで小さくお辞儀をすると藤堂に手を引かれながらエアカーに乗り込んだ。
「ミオ、疲れたか?家に帰ったらすぐ休めるようにするからな。」
ミオは藤堂の言葉に頷くと
「サーシァも今度の休みはミオに会いに遊びに来るそうだ。久々にお姉さん
に会えるぞ。……ミオは覚えているか?」(藤堂)
「はい、小さい時なんとなく…4人で撮った写真も飾ってあったから…」
「私の妻はとても賑やかだ。世話好きだし。困ったことがあったらなんでも
いいなさい。」(藤堂)
「はい。」
しばらくするとエアカーは藤堂の自宅に着いた。
「いらっしゃい。疲れたでしょう?」
藤堂の妻は笑顔でミオを出迎えた。
「ただいま」
「……初めまして…お世話になります。ミオと申します。」
藤堂は先にメールを入れてあって少し性格的に難しい子供と説明してあった
「さぁ…上がって…お茶を用意してあるの。どうぞ…」
藤堂の妻はミオが持っている荷物を持とうと思ったがミオはその荷物を放さなかった。
「余程大事なものが入っているのね。」(藤堂の妻)
「…すみません。」(ミオ)
「謝る事なんて何もないのよ?紅茶でいいかしら?」
リビングのソファーに座るよう言うとミオは素直に座った。
「私は先に着替えてくるよ。ミオを頼む。」
そう言って藤堂は奥の部屋に入って行った。
島は戻ってすぐサーシァにメールを入れた。
<さっき寮に戻って来たよ。ミオも一緒だ。>
時計を見ると授業の真っただ中。返事は休憩時間だろうと思いベッドに転がった
(ミオは本当に古代に似てる…)
島は進の事を思い出していた。
(人見知りがあって…だけど人のペースに巻き込まれやすくて…ん?人の
ペース?)
あの進がいきなりペースに乗せられていた人物がいた
(南部だ!)
島は南部の部屋を訪ねた
「いるよ。」
島は速攻南部の部屋に行った。
「お疲れさん。今日のデートはないのか?」(島)
「ん?まぁ今日はないね。明日はディナーの約束があるけど。」
南部は荷物の整理をしていた。
「なぁお前さちょっと頼まれてくれねぇ?」
島が改まって言うと
「めずらしな、なんだよ。」
南部が手を止めて島を見た。
「南部さ最初に古代と会った時の事覚えてるか?」
島がそう言うと南部はしばらく考えて
「ん?あぁ…俺が挨拶行ったんだよ。なんだか頼りねぇ、って感じだった
のを覚えてるよ。だけど予備生ですげぇのがいる、って聞いてたから…
ひょっとして、とは思ったんだ。まぁ訓練のレコード見たら“コイツ
やべぇ”って思ったけど。」
南部が当時を思い出して話す。
「あいつのスイッチが入った瞬間が俺は好きだったな。多分ミオちゃんも
同じだろう。サーシァちゃんより古代家の血が強いと俺は見た。あの
ミオちゃんの眼は古代の眼だ。守さんじゃない…古代進の眼だ。」
いつものおちゃらけた南部じゃなかった。
「頼みってそのミオなんだ。」
島の言葉に南部が固まる
「ミオの面倒を見てほしんだ。」
もう一度島が言うと南部は我に返って
「なんで俺なんだ?」
と聞いて来た
「南部が古代と最初に会った時、古代と握手した手をブンブン振り回して
ただろ?あいつさ、初対面がめっちゃくちゃ苦手なんだよ。それを軽く
クリアーした南部ってすげぇな、って思ってさ。俺はミオを見ててミオの
内に古代がいるって思った。南部なら任せられる、って思ったし…YUKI
の中で研究してた事も南部の実家で活かせる事があるかもしれないし…
俺もサポートするから…頼むよ。」
「みおチャンソロソロ着水ノ時間デス。べるとヲシマス。」
アナライザーがノックした後入って来てベッドサイドにあるベルトを伸びる手でぐるっと回しきつくない程度で止めた。
「アナライザーありがとう。これからもよろしくね。」
ミオは静かに眼を閉じた。艦内放送で着陸態勢に入ったことを島が告げている。
YUKIは静かに地球に着水した
「長官、お疲れ様でした。」
クルーが下りると伊藤が敬礼しながら待っていた。
「ドッグの先にエアカーを待たせています。そちらでご自宅へ向かってください。」
伊藤は敬礼を解くとミオに会釈した。
「私、伊藤と申します。よろしくお願いいたします。」
「……よろしく願します。」
ミオは藤堂の後ろで小さくお辞儀をすると藤堂に手を引かれながらエアカーに乗り込んだ。
「ミオ、疲れたか?家に帰ったらすぐ休めるようにするからな。」
ミオは藤堂の言葉に頷くと
「サーシァも今度の休みはミオに会いに遊びに来るそうだ。久々にお姉さん
に会えるぞ。……ミオは覚えているか?」(藤堂)
「はい、小さい時なんとなく…4人で撮った写真も飾ってあったから…」
「私の妻はとても賑やかだ。世話好きだし。困ったことがあったらなんでも
いいなさい。」(藤堂)
「はい。」
しばらくするとエアカーは藤堂の自宅に着いた。
「いらっしゃい。疲れたでしょう?」
藤堂の妻は笑顔でミオを出迎えた。
「ただいま」
「……初めまして…お世話になります。ミオと申します。」
藤堂は先にメールを入れてあって少し性格的に難しい子供と説明してあった
「さぁ…上がって…お茶を用意してあるの。どうぞ…」
藤堂の妻はミオが持っている荷物を持とうと思ったがミオはその荷物を放さなかった。
「余程大事なものが入っているのね。」(藤堂の妻)
「…すみません。」(ミオ)
「謝る事なんて何もないのよ?紅茶でいいかしら?」
リビングのソファーに座るよう言うとミオは素直に座った。
「私は先に着替えてくるよ。ミオを頼む。」
そう言って藤堂は奥の部屋に入って行った。
島は戻ってすぐサーシァにメールを入れた。
<さっき寮に戻って来たよ。ミオも一緒だ。>
時計を見ると授業の真っただ中。返事は休憩時間だろうと思いベッドに転がった
(ミオは本当に古代に似てる…)
島は進の事を思い出していた。
(人見知りがあって…だけど人のペースに巻き込まれやすくて…ん?人の
ペース?)
あの進がいきなりペースに乗せられていた人物がいた
(南部だ!)
島は南部の部屋を訪ねた
「いるよ。」
島は速攻南部の部屋に行った。
「お疲れさん。今日のデートはないのか?」(島)
「ん?まぁ今日はないね。明日はディナーの約束があるけど。」
南部は荷物の整理をしていた。
「なぁお前さちょっと頼まれてくれねぇ?」
島が改まって言うと
「めずらしな、なんだよ。」
南部が手を止めて島を見た。
「南部さ最初に古代と会った時の事覚えてるか?」
島がそう言うと南部はしばらく考えて
「ん?あぁ…俺が挨拶行ったんだよ。なんだか頼りねぇ、って感じだった
のを覚えてるよ。だけど予備生ですげぇのがいる、って聞いてたから…
ひょっとして、とは思ったんだ。まぁ訓練のレコード見たら“コイツ
やべぇ”って思ったけど。」
南部が当時を思い出して話す。
「あいつのスイッチが入った瞬間が俺は好きだったな。多分ミオちゃんも
同じだろう。サーシァちゃんより古代家の血が強いと俺は見た。あの
ミオちゃんの眼は古代の眼だ。守さんじゃない…古代進の眼だ。」
いつものおちゃらけた南部じゃなかった。
「頼みってそのミオなんだ。」
島の言葉に南部が固まる
「ミオの面倒を見てほしんだ。」
もう一度島が言うと南部は我に返って
「なんで俺なんだ?」
と聞いて来た
「南部が古代と最初に会った時、古代と握手した手をブンブン振り回して
ただろ?あいつさ、初対面がめっちゃくちゃ苦手なんだよ。それを軽く
クリアーした南部ってすげぇな、って思ってさ。俺はミオを見ててミオの
内に古代がいるって思った。南部なら任せられる、って思ったし…YUKI
の中で研究してた事も南部の実家で活かせる事があるかもしれないし…
俺もサポートするから…頼むよ。」
作品名:続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 2 作家名:kei