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ラウンディ
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遊戯王LEYZER~レイザー~第2話『希望皇』

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pot「そして装備モンスターは1ターンに2度まで、戦闘及びカードの効果では破壊されない!」

ガガガマジシャンは竜騎隊の攻撃を防いだ。
するとギャラリーは「おぉぉ!」「すげぇぇ!」などと叫ぶ。

不良「ちっ・・・決めきれなかったか・・・だが・・・・」

不良「俺は真海皇トライドンの効果発動!!トライドンと自分フィールド上の海竜族モンスター1体をリリースする!」
   
pot「まだ何か出てくるのか!?」

不良「そして、手札・デッキから「海皇龍 ポセイドラ」1体を特殊召喚する!!!」

pot「海皇龍ポセイドラ!?」

地面が割れて、その中から巨大で青い龍が現れる。

不良「こいつが俺の切り札だ!!」

《海皇龍ポセイドラ/水/海竜族/★7/ATK 2800 DEF1600》

pot「攻撃力2800・・・!?」

不良「そして真海皇トライドンのもうひとつの効果だ!相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする」

ガガガマジシャン ATK1500⇒1200

pot「くっ・・・」

不良「俺はターンを終了」

<手札:0>

勝てるのか・・・?
俺の手札は【ガガガガール】だけ・・・。
俺のエクストラデッキにはもうモンスターがいない・・・。
だからエクシーズ召喚もできない・・・。
そして俺のデッキにもこの状況をなんとかするカードは無い。
ホープと由佳、そして涙目で終始無言で見守っていた少年を見る。
3人はこちらを心配そうに見る。

不良「おい!お前のターンだ!はやくドローしろ!」

pot「あ、あぁ・・・ドロー」

引いたカードは【アサルト・アーマー】戦士族に装備するカードだ。
だが俺の手札とフィールドのモンスターは全て魔法使い族モンスター・・・。
負け・・・か・・・・。
俺は地面に膝をつく。

由佳「pot!?」

由佳が俺を呼ぶが、振り向けない。
俺は負ける。このまま負ける。
負けが確定しているデュエルほど残酷なものは無い。

不良「ハハハ!無残だなぁおい!!」

無残・・か・・。
確かに、仲間のカードがかかったデュエルで負けそうになり、絶望して膝をつく。
無残なだけだな。
俺の心には絶望しかない。

「・・って・・・って!!」


だれだ、俺を呼ぶのは?

由佳「pot!!立って!!!」

由佳?
由佳が俺に声をかけているのか・・・?

由佳「そんな絶望に染まったみたいな顔しないでよ!!
   ・・・あなたの創り出した【希望】の力でわたしは何度も勇気をもらってきた。
   なのに、そのあなたがなんでそんな顔をするわけ?
   みっともないぞ!Leferpot!!!」

・・・【希望】か。

pot「・・・・そうだな・・・」

由佳「pot!!」

俺はゆらゆらと立ち上がる。

pot「この状況でも・・・俺は諦めない・・・・・。
   デュエルってのは最後までわからないもんだぜ?」

ホープ「諦めないと言っても・・・もう勝つのは不可能だろう?
    きみもそう思うだろ?由佳。」

由佳「・・・・。」

不良「なにが、諦めない、だ。お前がじめんに座り込んだとき、お前の手札が見えた。
   様子から察するにおまえのエクストラデッキにこの状況を打破するためのキーカード・・・無いな?」

pot「・・・・」

不良は声のトーンを上げてまた口を開く。

不良「このままズルズルといってもそのうちお前が負けるだろ?
   俺のデッキはいかなるカードからでも動けるようになっている。
   だからお前の負けなんだよ!!!」

ホープ「・・!思い出したぞ!!あいつを!!」

俺と由佳はホープの方を向く。

ホープ「ここ第1地区のデュエル大会でベスト4に入る強者だ!!」

不良「チッ・・・やっと気づいたか・・・」

pot「・・・ベスト4っ・・・!?」

ここ運命町は第1地区〜第5地区まであるが、そのうちの第1地区が俺たちの住んでいるところだ。
その第1地区のデュエル大会にはこの地区のデュエリストがほぼ全員参加するがその中のベスト4とは・・・強いのも当然だ。

pot「でも・・・勝つ!!!
   希望を創りだす気持ちが大きいものが勝つんだ!!!!」

〔Leferpot・・・〕

pot「!?」

〔お前のその心意気、気に入ったぜ。俺の力、お前に貸そう。〕

だ・・・誰だ!?

〔俺は希望の魂。さぁ、俺を受け入れろ!〕

希望・・・?

〔あぁ、おまえに力を貸す!〕

なんだかわからねーが・・・たのむ!!
すると、空が黄色く光って、胸の中に強い衝撃を感じた。

pot「がっ・・!?」

心の中に『自分じゃないもの』がある気がした。

由佳「大丈夫!?」

pot「あ、あぁ」

すると右手になにか違和感があった。
目をむけると、俺の右手は一枚のエクシーズモンスターカードを掴んでいた。

pot(こんなカード持ってないぞ・・?)

しかし、とんでもない既視感を感じた。
このカードの使い方・・・知っているぞ?

不良「おい!どうした!お前のターンだぜ!さっさと負けを認めろ!!」

このカードを使えば・・・
勝てるかもしれない。
ホープたちを見る。
どうやら俺が右手に掴んでいるカードの存在に気づいているようだ。
「どうしたの、それ?」って顔してる。
それはこっちのセリフだ。
まぁいい。今は勝つことが最優先だ。

俺のライフは200。相手のライフは4000。
相手の場には海皇龍ポセイドラが1体。
そして、相手の手札は0。
俺の場にはガガガシールドを装備したガガガマジシャンが1枚。
手札はガガガガールとアサルト・アーマー。
そして、謎のエクシーズモンスター。

不良「おい!はやくやれよ!負けだってわかってて、ターンを進めるのが怖いんだろ?
   腰抜けが!!はやくやれ!!!」

pot「・・・まだ希望は創りだせる」

pot以外の奴ら「!?」

pot「これで、勝利への方程式は全て揃った!!」

不良「あぁん?負けそうで狂ったか?」

pot「いくぜ!俺は手札から【ガガガガール】を召喚!!」

《ガガガガール/闇/魔法使い族/☆3/ATK 1000 DEF 500》

pot「ガガガガールの効果発動!自分フィールド上の【ガガガマジシャン】を選択して発動できる!
   このカードは、選択したモンスターと同じレベルになる!
   ガガガマジシャンのレベルは4!よって、4になる!」

ガガガガール☆3⇒4

不良「だからどうした!?お前はEXデッキランク4のエクシーズモンスターがないんだろ?プレイングでわかるんだよ!!」

pot「そいつはどうかな?」

その瞬間ギャラリーは困惑の声に包まれた。
俺はさっき握り締めていたエクシーズモンスターに目を向ける。

pot「希望を・・・創りだすんだ」

pot「俺はレベル4のガガガマジシャンとガガガガールでオーバーレイ!!」

2体のガガガが稲妻に変化し、宙を駆ける。

pot「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」

2つの稲妻はオーバーレイネットワークの中に飛び込む!

pot「エクシーズ召喚!!!」