二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

続 さらば宇宙戦艦ヤマト ミオ編 5

INDEX|8ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 

  「みんなが帰ったら静かになっちゃったわね。」(サーシァ)

参列者が帰ったホテルのプライベートビーチを二組のカップルが散歩していた。

  「あ、魚!」(ミオ)

きれいな海の中で魚が泳いでいるのが見えた

  「すごい…ちゃんと海水になったからかな。」(サーシァ)

科学局のプログラムで透明度の高い海に関して海水魚を放す実験が行われていた。

  「お父様とお母様はイスカンダルへ帰ってしまうのかしら?」

ミオが地平線を見ながらつぶやくと

  「きっと帰るわ。お母様の星だから…」(サーシァ)
  「お姉様はそれでいいの?」(ミオ)
  「……いいの。お母様の幸せはどこにあるのかを考えなきゃ。」

サーシァはミオの顔を見て言った。

  「お父様は?」(ミオ)
  「お父様はお母様といるのが幸せなのよ。」(サーシァ)

ミオにはまだ、難しいかな?とサーシァは思った。







一日遅れて4人は日本に戻った





  「ただ今戻りました。」(島)

島は自分の実家にサーシァを連れて戻った。次郎が喜んで玄関に走ってきた。

  「兄ちゃん…お姉さんお帰りなさい。」

まだ“お姉さん”と言うのが恥ずかしいようだったがしっかり言ったのでサーシァは嬉しかった。しかし奥から父親が慌てて出てきて

  「大介、お前どうしてこっちに戻ってきたんだ?」

と責めるように言った。島は訳も分からずに玄関に立っていると

  「向こうのご両親は明日、発たれるんだろう?取り敢えず向こうに行きなさい。」

島の父は玄関先でそう言われたので慌てて三浦に向かう事になった。

  「…YUKIでしばらく一緒なんだけど…。いいのかしら?」

サーシァは島の父の気持ちが嬉しかった。






  「お邪魔します。」

南部は三浦に来ていた。南部は明日、YUKIに乗り込むがミオは乗らないので今夜一緒にいたいだろうと思ったからだ。

  「あれ?いいの?こっちで?」

不思議がる守に南部は

  「いいんです。うちの両親は俺がいなくてもミオと仲良くやってるので…だけど
   守さんとスターシアさんとミオが地球で一緒にいられるのは今だけだから…」

と、答えた。ミオはスターシアとユキの母の所へ行ってしまった。

  「南部くん…いや、康雄くんか。ミオを頼むな。あの子は後ろ盾がない。
   本来康雄君ぐらいならどんな財閥のお嬢様との結婚もよりどりみどり
   だっただろう?その方が父君の仕事もしやすかっただろうに…あの子は
   多分、世渡りべただと思う。まぁ進に似たんだろうと思うんだが…キミの実家
   と森さんしか頼る事ができない…。本当にミオをよろしく頼む…」

守が南部の両手をしっかり握って頼み込んだ。

  「…そんな…守さん、俺、今まで付き合った女性はみんな俺のバックグランド
   がほしい人ばかりでした。だけどミオは違った。何事にも純粋で一生懸命で
   俺の家の事なんて余り考えてなくて…そんなミオが俺を頼ってくれたんです。
   俺が…いや、私の方がミオに感謝してるんです。私自身、ヤマトクルー以外
   で信じる事が出来る人はミオだけですから…」

南部と守はしっかり頷きあった



それからしばらくして島とサーシァもやってきて森家はにぎやかになった。