親友で継母。
愛しい私の妻。
あなたを不安にさせてしまった私を、どうか許してくれませんか。」
意味判んねぇよ、マジで、何でてめぇは毎度毎度、くせぇ台詞を吐きやがって。
昔っからそうだ、ここぞってときにバカみてぇな、くさい台詞を吐きやがる。
虫酸が走るんだよ。
その言葉にいちいち感動しちゃう、私が正真正銘のバカじゃないのよ。
「ちっ、違うんです!違うの、私が不安に思ってたのは、
私の、ローデリヒさんへの気持ち!
面白いことがありすぎて、私はあなたをないがしろにしていたかもしれない、って!私っ、私!
幸せそうなフェリちゃんや菊さんを見るたびっ、そう思ってたの!
謝るのは、私の方です!!」
さっき泣き止んだはずなのに、一度緩んだ涙腺は、ちょっとやそっとじゃ直らない。
またバカみたいに涙があふれて、これじゃあフェリちゃんみたいよ。
すぐ泣いて、カッコ悪い。
「・・・・・あなたの愛が、もう私にはない、ということですか?」
天然なのか、じらしプレイなのか、意地悪なことを聞いてくる。
首をぶんぶん振って、違うってことをすぐに伝えて、あぁもう、起きていられない。
体を倒して、もうローデリヒさんの顔が見られない。
「違うぅっ!そんなはず無い、あり得ない!」
「落ち着きなさいエリザベータ。
少し意地悪をしましたね。
言葉にできないほどの気持ちがある。
私には判りますよ、エリザ。
セックスをしましょうか。
言葉にできない思いは、体で表現すればよいのです」
「・・・・えっ?え、ろ、ローデリヒさん・・・?」
一瞬何言われてるのか、判らなかった。
「何か問題がありますか?
私のあなたへの気持ちならば、私は言葉にも、音楽にもできますよ。」
どうしたの、ローデリヒさん、熱でもあるの。
恥ずかしいわ、ローデリヒさん、ローデリヒさんがそんなこと言うなんて。
頭がぐるぐるする、
目も、
もう、どうしよう。
手の甲にキスされて、
私、
今の顔、
尋常じゃない。
口がカラカラする、
パクパクし過ぎて、
息もうまくできない。
ローデリヒさん、自分で言っておいて、顔が赤い。
あぁ、こんなところが好きなの。
思い出した。
私も、私も。
大好き、大好きよローデリヒさん。
こんな私で、ごめんなさい。
私の旦那さんが、ローデリヒさんでよかった。
ローデリヒさんのこと、好きでよかった。
「大好きです、ローデリヒさん!」