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吸血鬼ネタ

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昼休みから先生から許可をもらって化学準備室の簡易ベットで寝ていると、誰かが入ってきた気配がした。目を開けてみてみるとそこには朴がいた

「先輩―?大丈夫ですか?顔色悪いですけど…」

「んー、大丈夫だから朴は授業行けよ…」

「もう今、放課後ですよ?」

「それでも部活出るとか療戻るとかあるだろ…」

今近くに来られるとすごく困る。
俺はいわゆる吸血鬼って奴で、今日はものすごく喉が渇いてるから人間の血…つまり、朴の血が欲しくなっちまう…今だって、こいつの首筋に牙を立てて噛み付きたい衝動に駆られそうになるのを抑えるのがやっとの状態なのに、朴はいつの間にか俺の額にあった濡れタオルを取ろう近づいて来て簡単に噛み付ける位置にいる。

「先輩、本当に大丈夫ですか?さっきよりも顔色悪くなってますよ?」

顔を覗き込むようにして近づいてくる朴。それと同時にぶわりと人間の血の匂いが広がって俺のなけなしの理性を削り取る

吸血鬼にとって血が足りないということは空腹状態になって理性がなくなって、近くにいる人間を襲いたくなる



ぷつん、と何かが切れる音が自分の中で聞こえた
作品名:吸血鬼ネタ 作家名:涼菓