生徒会の慈悲
思えば2月半ばぐらいだろうか。碧陽学園には不思議な噂が流れていた。
それは携帯を持っている生徒がどこに電話しても着信がなく。最後にはその携帯を持った生徒は
「無し=存在が消えてしまう」そう言う映画の話しが噂になっていた。
そして廊下に行くことにした俺。途中でビクビクしている会長と出会う。
「どうしたんですか?会長。」
理由を会長に尋ねてみることにする。
すると以外にも会長はこう言って来たのだ。
「杉崎。着信ナシって聞いたことある?」
「テレビでやってましたよね?あれのどこが怖いんですか?」
苦笑して会長の話しに答える俺。それでも最後の話しには仰天してしまった。
「その着信ナシと同じことがこの学園で起きたらしいのよ!」
その話しを聞いた俺は一瞬手が震えてしまう。―不安な思いを打ち消し、教室に戻ることにする。
放課後が来る、いつものように生徒会に早足で行く。まだメンバーは集まっていなかった。
するとさっきまでいなかったはずの会長がいきなり現われる。
「ビックりさせないでくださいよ!会長。」
「ごめん杉崎。それで思いついたのよ。議題のテーマーのことをね!」
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