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守るべきもの

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「始まった・・・」

ケイは屋根の上から耳を澄ませる

「何だ・・・!?護衛班!
ここはいい!状況を見てこい!」

「了解です!」

ナイルの指示に従い
護衛班のメンバーは狼煙のあがった場所の
様子を見に行った

「ナイル・・・
すぐに全兵を派兵しろ
巨人が出現したと考えるべきだ」

「何を言っている!!
ここはウォール・シーナだぞ!!
巨人なんかが現れるわけない!!」

ナイルが叫ぶ
しかしエルヴィンはナイルを見つめるだけで
何も語らない

それどころか不気味なほど落ち着いていた

「・・・・・・エルヴィンお前

一体、何をしている・・・・・・・・・?」

遠くで巨人同士の戦闘の音が聞こえてくる

街が破壊される音が聞こえてくる

住民の悲鳴が聞こえてくる

泣き叫ぶ声が聞こえてくる

「お前は、これが本当に人類の為に
なると思ってるのかッ!!」

ナイルは銃を構えた

「その一歩になると信じている」

エルヴィンの目は真っ直ぐだった

「クッ・・・
こいつに手錠を掛けろっ
お前は正当な裁きを受けてもらう」

「いいだろう
全てが終わればなんでも受け入れよう」

エルヴィンは反抗しなかった

「全兵を現場に派遣しろ!!
住民の避難と救護が最優先だ!!!!」

「はっ!!」

ナイルの指示に従い憲兵団も動き出す

「リヴァイ、お前は動くなよ
無駄死は嫌いだろう」

「あぁ、嫌いだ
するのもさせるのもな・・・」

リヴァイは密かに強く拳を握った

「ケイ!もう護衛はいい
現場に迎え!!」

「yes」

エルヴィンの声に
ケイは屋根から一度降りる

「リヴァイ・・・久しぶりだね」

「お前・・・」

ケイは一言そういうと
何か言いかけたリヴァイの口を
人差し指で抑えて
すぐにその場から去ってしまった

「エルヴィン・・・これはどういうことだ」

ギラリとエルヴィンを睨みつける

「ずっと、隠しててすまなかったな
詳しいことは後で話す

ナイル、我々も現場に向かおう」

「ちっ、一応お前は今罪人だということを
忘れるなよ」

三人も現場へ向かう

作品名:守るべきもの 作家名:葉入