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とある奥羽軍の一兵卒
とある奥羽軍の一兵卒
novelistID. 51868
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銀牙伝説WEED 東海編

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P4を倒し再び楽園の平和を取り戻したと思われたウィード達奥羽軍は、天下を狙う南アルプスの法玄軍の魔の手に平和を脅かされている真っ只中であった。

そこで、その途中で法玄軍から奥羽軍に就いたロケットの進言により全国から漢を集めることにしたウィード一行。

上州にて

「ウィード、お前に言っておきたいことがある、今の戦力では法玄を倒すことは不可能だ。全国から漢を集める必要があると俺は思うが、どうする?」

法玄軍に弟達を殺され新たに仲間になったロケットはこう言う。

「確かにそうだねロケット、しかし全員で行動するのは法玄軍に見つかる危険がある。ここは地方ごとに軍を分けよう。」

奥羽軍の総大将の子ことウィードはこう言った。

しかし

「でもよウィード、軍を分けると言ってもどうやって分けるんだ?」

ブチ犬のGBは疑問に思い問いかけた。

「分けると言ってもそんなに細かくは分けないよ、剣と影虎はもう地元の甲府で甲斐犬軍団を連れて来ると言ってるから残りは北陸と東海に分かれると言うことだよ。集め終わったら伊吹山付近で集合すればロケットの言っていた滋賀の狂四郎に会いに行けると思ったからそうしたんだ。」

ウィードは答えた。

それに対して剣と影虎は口を開く

「いや、俺たちは仲間を集めたら早速奥羽に向かう、いくら仲間探しをしていても牙城が落ちたら元も子もない。」

「だから仲間探しはウィード達に任せる。」

と二人(犬)は言った。

そしてウィードは部隊を割り振った。

「よし、北陸にはヒロ、ジェロムの部隊が、甲府には剣と影虎、東海には僕とGB、ロケットが行く。出発は明日の朝にしよう。」

「そうだなウィード、明日の朝…だな…ふわぁぁっ」

GBが眠たそうにあくびをする。

「おいGB、何あくびしてん…ふわぁぁっ」

剣達がGBを非難しようとするが結局はあくびをしてしまう。

「もう今日は寝ようぜウィード…」

GB達はもう眠りこけてしまった。

「そうだね…もう今日は寝よう。」

総大将の子といえどこの時間、しかも奥羽から上州まで走りっぱなしだから誰でも眠いものだ。

ウィード達はすやすやと寝息を立てて明日の出立のための休息を取っていた


翌朝

「よし!これから各部隊、さらなる漢を求めて出発だ!」

「おう!」

ウィードの掛け声とともに漢達はそれぞれ割り振られた地域へ向かうために散らばった。ヒロとジェロムの部隊は越後山脈を越えて北陸に、剣と影虎は武蔵から故郷の甲府へ、ウィード達は信濃を越えて東海に向かって行った。