銀牙伝説WEED 東海編
一方法玄軍は
「法玄様〜っ。」
「あ"?どうした?」
法玄はどうやら不機嫌そうだ。自分の狙っていた麗華に逃げられ、旧奥羽軍の幹部のジョンを惨殺したが殺される前のジョンの気迫にブルったりとある意味散々であった。
「申し上げます。奥羽の連中は東海と北陸に隊を分けたそうです。これを機に両軍とも叩き潰せば法玄様の勝利も間近ではと…。」
「いや、その必要はない。」
法玄は部下の提案を断った。
「何故ですか法玄様?」
「奴がいる」
「奴とは一体だれですか?」
「尾張の信長だ…。この俺でもなかなか勝てない強者だ。あいつにかかれば奥羽軍なんぞあっという間に壊滅だ。奥羽軍を倒した後のヘトヘトになった信長軍を倒せばいいことだ。」
法玄は部下に話すとそそくさにボロ小屋に戻って行ってしまった。
果たして信長とは…、奥羽軍の運命は。
作品名:銀牙伝説WEED 東海編 作家名:とある奥羽軍の一兵卒