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柴乃 導ヶ士
柴乃 導ヶ士
novelistID. 52201
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【SS】機動警察vs横須賀鎮守府

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ブロロロロロ…

野明「…横須賀に大規模演習だってさぁ」
野明「"大規模"たって、ウチだけじゃないか」
遊馬「"ウチ"つったって、第二小隊総動員のうえに整備班の半数と…」
シゲオ「いつものイングラム2機に運搬車と指揮車両、」
シゲオ「それに加えて整備特務車と整備班の自家用車にメーカーのトラック。」
遊馬「よくもまぁ、課長からの許可が降りたよまったく…」
ひろみ「"日頃の犯罪に、より効果的に対抗するため"らしいですよ。」
太田「どれもこれも貴様らが無茶するからだろう!」
遊馬「あんたにゃ言われたかないよ」
太田「なんだとぅ!!?」
進士「まぁまぁ落ち着いて…」

後藤「んまぁ、そう言う事だ。とりあえず横須賀の民宿を借りてるし」
後藤「遠足気分でいつも通りにやりゃあ良いんじゃない?」
太田「じ、銃は使えるのでありますか!!?」
香貫花「Shut Up! あなたは言われた通りに訓練なさい。」
太田「し、しかし…」
熊耳「銃を撃つばかりが警察官がする仕事じゃないのよ?」
太田「…はい」(´._.`)シュン

進士「うーん…」
ひろみ「どうかしたんですか?」
進士「いや、この道、ずいぶん酷いなぁって…」
ひろみ「確かに…沿岸からの横風や崖からの落石も多い…」
後藤「各車両に継ぐ、当車線上の落石 路面のひび割れに注意せよ。」
遊馬「こりゃ、道路というよりオフロードコースだぜ」
野明「何か起こらなきゃいいけど…」
遊馬「あのね」ポリポリ
野明「え?」
遊馬「お前がそう言う事いうと大概ロクな事にならんの」
野明「むっ…そ、そんなことないやい!!」ムッキー

ガラガラ…ガラガラガラガラ!!!

進士「う、うわっ」
ひろみ「危ない!! 落石が…」
後藤「…やだなーもー」
遊馬「それ見ろ言わんこっちゃない!!馬鹿たれ!!」
野明「うわ〜ん!!ごめぇ〜ん!!」

うわぁぁぁぁ…ぁぁ!!

…ドッポン…





ーーナノデス!? …ナノデス!!
野明「…う、うぅん…」
??「…起きるのです!!」
野明「んぇ?」
??「良かったのです、生きてたのです!!」
野明「ここは…ぅん?君は??」
電「私は電(暁型駆逐艦)なのです!」
野明「イナズマ…?」
電「溺れていたところを、演習帰りに偶然見つけたのです!」
野明「演習…ぁぁあああ!!!」
電「???」
野明「この近くに私の同僚が…」
??「それってもしかしてこの人達のことかしら??」
電「雷(暁型駆逐艦)!!」
野明「(双子…?変わった名前だなぁ)」

遊馬「よう、生きとるか?」
野明「遊馬ぁ!」
遊馬「どうやらこの子供達が助けてくれたらしい。」
太田「車両も銃も無事に引き上げられたぞ!!」
遊馬「人員より物かこのマヌケは…」
太田「んだとぅ!?」
電「喧嘩はやめるのです!」
太田「ガルルルルルル…」

シゲオ「…おーい!!」

野明「浜辺に誰か…、あ、シゲさん」

シゲオ「…女の子がいっぱいいるぞー!!」

遊馬「…どっか悪いところ打ったんじゃないか?」
野明「持ってきた医療具で足りるかなぁ…」
太田「隊長と残りの隊員がいるな。」
野明「あ、ホントだ、車両も浜辺にあるみたい。」
遊馬「…妙だとは思わんか。」
野明「何が?」
遊馬「あんなバカでっかい車両をいくつも運べるなんて事があるか」
遊馬「周りを見ろ、巡視艇も漁船すらも無いんだぞ。」
太田「既に去ったんじゃないのか」
遊馬「んなことあるか、落ちてから数十分も経ってないんだぞ。」

電「それなら、私達の仲間がやってくれたのです!」
野明「仲間って?」
雷「私達、"艦娘"のことよ!!」
太田&遊馬「??」