機動戦士ガンダムRS 第42話 螺旋の邂逅
頭に来たイザーク大尉は、175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルで応戦した。
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シホ少尉は、もう1機のユーピテルツヴァイと交戦しビームライフルを撃ったが回避された。
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オルガ少尉は、カラミティガンダムの調子が回復したので125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲シュラークでリズィーシーガンダムを攻撃した。
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それは、マーク少将も確認し回避した。
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クロト少尉は、レイダーガンダムをモビルスーツ形態に変形すると2連装52mm超高初速防盾砲を撃った。
しかし回避されビームライフルで反撃された。
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アスラン中佐は、ガンダムサイガーにルプスビームライフルを連射で撃った。
しかしガンダムサイガーは、回避しながら接近するとビームサーベルで切りかかってきた。
アスラン中佐は、そのビームサーベルを持つ腕を押さえつけて左腕にラケルタビームサーベルを持たせると切りかかったがガンダムサイガーは回避した。
そして素早く背後に着くとビームサーベルで切りかかろうとした。
しかしフリーダムガンダムが援護してくれたおかげで事なきを得た。
「アスラン」
フリーダムガンダムからキラの心配な声が通信で届いた。
「すまない、助かった」
アスラン中佐は、キラ大尉に感謝した。
ガンダムサイガーは、ビームライフルでフリーダムガンダムを腰部ビーム砲でジャスティスガンダムを攻撃した。
その攻撃は、恐ろしく精確でジャスティスガンダムはその猛攻で弾き飛ばされた。
アスラン中佐は、何とかジャスティスガンダムの姿勢を正すと一度退避した。
ガンダムサイガーは、追撃してきた。
「駄目だ。
位置が悪すぎる。
このままでは、狙い撃ちされる」
それは、アスラン中佐もわかっていたがキラ大尉の援護に頼るしかなかった。
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アサギは、やっとクサナギの船体に絡んだワイヤーをビームサーベルで切ることができた。
「すみません、手間取って」
アサギは、キサカ艦長に謝った。
「いや、こちらこそすまん」
キサカ艦長は、そんなことなど微塵も思っていなかった。
「推力最大。
敵艦隊を追う。
もう引っかけんなよ」
カガリが操舵士に命令しクサナギは、再発進した。
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「ヘルダート、撃て」
ラミアス艦長の命令でアークエンジェルからヘルダートが発射された。
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「バリアント、撃て」
バジルール艦長の命令でドミニオンの2番バリアントが発射された。
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その標的は、ドゴス・ギアだった。
ドゴス・ギアは、対空機銃でミサイルを迎撃した。
「回避、面舵」
ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアは、回避できた。
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ケイト准尉は、弾幕を張る母艦近くで直掩していた。
そしてビームライフルで1機のガンダム量産型を撃墜した。
すると別の1機がビームライフルで猛攻な攻撃をしてきた。
思わずケイト准尉は、退いた。
すると部下たちがビーム・マシンガンで援護してくれた。
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シホ少尉は、ゲイツの2連装ビームクローを形成するとユーピテルツヴァイに接近した。
「いい加減墜ちなさい」
ユーピテルツヴァイもビームサーベルを持つとゲイツの2連装ビームクローとつばぜり合いをした。
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フルアーマー白兵戦型ガンダムは、頭部バルカン砲を撃ったがテックス准尉は回避し続けた。
「ここでこうしてガンダムと戦えるとはな」
テックス准尉は、そういうとビームサーベルを抜刀するとフルアーマー白兵戦型ガンダムに切りかかった。
しかしフルアーマー白兵戦型ガンダムは、回避した。
「俺は、嬉しいよ」
テックス准尉は、心底喜んでいた。
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ドゴス・ギアは、アンチビーム爆雷で敵のビーム攻撃をやり過ごしていたが効果は永遠ではない。
アンチビーム爆雷の効果が切れそこに敵艦の主砲が命中した。
その衝撃は、ブリッジを襲った。
「距離20、オレンジ15マーク1アルファに、オーブ、イズモ級接近してきます」
イズモ級が右側スクリーンに映るとステファニー軍曹がオーブ艦の動きを報告した。
「自由になりやがったか」
ブライアン艦長がスクリーンに映ったオーブ艦を見て苦しい表情をした。
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「ゴットフリート、1番、2番、撃て」
カガリの命令でクサナギからゴットフリート、1番、2番が発射した。
しかしドゴス・ギアは、回避した。
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ブライアン艦長は、アドミラル・ティアンムに通信を入れた。
「一時撤退します。
信号弾の許可を」
ブライアン艦長は、撤退を考えていた。
「そうだな。
状況は、既にこちらに不利だな」
イームズ艦長も異論は、なかった。
「ここまで追い詰めたんですよ」
マーネリー軍曹は、少々不満だった。
「ユーピテル隊の疲労は、既にピークに近づいている。
撤収しなければ艦載機は、ガンダムだけになるぞ」
ブライアン艦長は、強い口調でマーネリー軍曹に警告した。
「でも少佐なら」
マーネリー軍曹は、なおも食い下がった。
「戦争は、物量で決まる」
ブライアン艦長は、戦争の勝敗条件を説いた。
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「バリアント、撃て」
ラミアス艦長の命令でアークエンジェルからバリアントが発射された。
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ドゴス・ギアは、5発目までは回避したものの6発目に命中した。
その衝撃は、ブリッジを襲った。
「信号弾、撃て。
面舵10、戦闘宙域を離脱する」
ブライアン艦長の命令でドゴス・ギアは、信号弾を撃った。
それは、敵味方問わず確認した。
「タイムアップか」
スティーブ少尉は、やつれた顔で言った。
「みたいだね」
エリオット少尉も同じだった。
「この、この、この」
トクシマ准尉も帰艦したかったがゲタ背負いガンダムが攻撃してきて帰艦できなかった。
必死に肩部ビーム砲を回避した。
そして反撃にユーピテル・バズーカとバルカン・ポッド・システムで反撃したが効果は、なかった。
その時上空から高出力なビームがゲタ背負いガンダムを襲った。
「大丈夫か?」
それは、サオトメ駆るガンダムサイガーだった。
「今のうちに帰艦するぞ」
2機は、メガビームライフルでゲタ背負いガンダムが慄いている隙に帰艦した。
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ラミアス艦長は、その引き際を見ていた。
「流石に引き際も見事ね」
ラミアス艦長は、敵艦隊司令官の指揮レベルの高さを称賛した。
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(キラ)
サオトメは、背後のモニターを前部に映しキラがいた宙域を見ていた。
「サオトメ」
その時リズィーシーガンダムがガンダムサイガーと接触回線を開いた。
「マーク少将、大丈夫でしょうか?」
サオトメは、マーク少将の心配をした。
「ああ、問題ない。
しかしあのパイロット達は、普通じゃないな」
作品名:機動戦士ガンダムRS 第42話 螺旋の邂逅 作家名:久世秀一