あらしのよるに の つづき
次の日は、良く晴れました。
メイは、約束を守るため、山小屋へと急ぎました。
メイが山小屋へ着くと、“友だち”は、先に、来ているようでした。
しかし、それは、ヤギではなくて、オオカミのガブでした。
ガブは、
「しめしめ、うまそうなヤギが、向こうから、飛び込んできたぞ!」
と思い、すぐさま飛び掛かろうとしました。
いきなりオオカミに襲われそうになったメイは、身動きもできず、目をつぶってしまいましたが、その瞬間、あることが閃いて、
「あらしのよるに」
と叫びました。
作品名:あらしのよるに の つづき 作家名:でんでろ3