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八十草子
八十草子
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更新日時:2014-11-24 03:36:50
投稿日時:2014-11-24 03:36:50

ワイン

登録タグ: 図書館戦争  柴崎麻子  稲嶺和市 

作者: 八十草子

カテゴリー : 二次創作・同人
総ページ数:1ページ [完結]
公開設定:公開  

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著者の作品紹介

図書館戦争を読んでいて、稲嶺勇退に感傷的になって、書いてしまった。

元気ありませんが、ガラケーで頑張って書いたのだし、の勿体無い精神で投下します。
お久しぶりです、と言いたいですが、どなたも、ご存知の方、いらっしゃらない、ですよね?いらしましたら、土下座です。詫びの言葉も無いのであります…。

小説四巻から、逆読みしてます。漫画をずっと読んでいて、もう次の展開と今までの舞台裏の詳細を読ませてくれ!となって。こればっかりは、印税が入るように、書店から消えないように、古本で買ったりしちゃ駄目な本だと思っている。
検閲と、間違った手段でしか戦う方法を得られなかった中でも最善を求める話です。薦められたのが就活中で読めなかったの、今読んでる、えらいタイムラグ(泣)。


放送禁止用語、というのは、アナウンスと朗読で金を貰っていた身として常に意識していたものでした。論文を書くときに出版禁止用語の辞書が図書館にあったのもあって、興味は深かった。言葉狩りの起きた経緯とその膨大な種類に目眩を起こしたこともある(戦前からあったのは知ってたが、戦後すぐの混乱期さえ、んなことしてる暇あったのかよ、というレベルでこじつけっぽいのがあった。屠殺関係、あほかと思う)。ぶっちゃけ、十五分も辞書が読んでいられんかった。量が多すぎたのもあるし、こじつけを感じるのもあったし、新聞雑誌で使われてる言葉が辞書にあるのはちょっと救いで、ひとまずの感想は「あ、精神と頭がおかしいひとの暇潰しなんですね、言葉狩りって。」と忙しい身には付き合ってらんねかった。というか、これに付き合うの、こっちの精神がヤられそう、とも言う。

始皇帝の中国統一を為した偉業も焚書を行った一点で帳消しである、という田中芳樹さんの意見に諸手を挙げて賛成な私には当然、この手のことは嫌悪感しかない。人が傷つく言葉がある、と言えば「そうだね」と返す。だが、その言葉がなくなったからって、悪意がある人間は別の、もっと綺麗な言葉を使って、綺麗な言葉を貶めて、他人を傷つける、という現実を見ない馬鹿としか思えないのだ。汚い言葉が必要悪だというわけではない。そもそも言葉として存在する以上、その言葉を必要とした人間がいて、その言葉を使うかどうかは、使い手本人の品性と常識に拠るのだ。その言葉がどんな意味を持つかも。
そんなことを、割と昔から思っている。大した品性も常識も持ち得ない、私ですら思うのに、どうしてあれを大上段から主張するご立派なお人たちは意見が合わないのか、不思議で仕方ない。

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