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白雪物語(前編)

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小人の家では白雪姫とフェリシアーノが走り回っている。
泣き顔のフェリシアーノを怒りの形相で白雪姫が追いかけるのである。
「おもしれえぇなあいつら!」
「まさかあなた方があの王国の女王様と白雪姫とは驚きです」
菊は女王と並んでフェリと白雪姫の追いかけっこを楽しんでいる。
「白雪姫は俺様自慢の娘だ」
ムキムキで真面目で・・・と自慢の娘を語りだす女王。
「娘・・・ですか、ご家族は素敵ですね。私にも兄がいますが、旅に出てしまい行方不明ですね」
「お、お前兄貴がいるのか。大丈夫いつか会えるぜ」
白雪姫の軍事訓練が有名ということで、「俺強くなりたい!」とフェリシアーノが白雪姫に頼んだが
思いのほか訓練が厳しく日々脱走をくりかえしている。
午後の訓練を終えてフェリシアーノと白雪姫が戻ってきた。
「兄さ・・・、女王どうした」
ニヨニヨしながらこっちに戻ってくる白雪姫にひらひらと手を振る。
「おう!こいつに白雪姫の自慢だって言ってたんだ。俺様が育てたんだからな」
「白雪姫の母上は鬼のようだと聞いておりましたが・・・噂とはあてになりませんね。」
美しすぎる白雪姫の美貌に嫉妬した女王は自らの娘に手をかけようとしていると。
人が嫉妬に燃え、愛するものすら手にかけるという人間のの愚かしさが分かるように。
「ヴェ〜マンマに命を狙われてるって噂もあったよ」
「俺に化けた魔女の女王が白雪姫の命を狙ってるのさ」
鏡の魔女は女王と白雪姫を亡き者として国の乗っ取るつもりである。
「今の俺達には魔女に迎える戦力もねぇ、機をみるしかないか」
「大丈夫、小人の森は幸せのパンダの守り神に守られています。」




作品名:白雪物語(前編) 作家名:千秋けん