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らいにる  お好み焼き

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「いや、あんたなら、これとメシと味噌汁とかランチに出してるのが似合いそうだ。」
 割と、兄は大雑把だ。だから、ランチメニューとして、そういうものがあっても、俺は驚かない。すると、兄は、たはーと息を吐いた。
「そんな、特区でも一部地域でしか出てこないメニューはねぇーよ。俺、これに米を組み合わせて食べるのは無理。」
「そうかなあ。ニールなら、食べられるぜ? たぶん。」
「・・・おまえ、俺のことを、なんだと思ってるんだ? それじゃあ、居酒屋テイストだろ? 」
「ジャガイモ偏愛者のくせして・・・」
「店のメニューはオーナーからの指示もあるから、ジャガイモに偏ってません。てか、居酒屋じゃねぇーって、うちは。」
 くだらない話をしてビールを飲みながら、お昼ご飯を食べるのは楽しい。ふたつのお好み焼きは、キレイになくなった。具材が、どっしりしていたから、ふたりとも満腹だ。だが、まだ、タネは残っている。
「これ、どうしようか? 」
「夜は、ネギ焼きにすればいい。腹ごなしにスーパーまで行こうぜ、ライル。ネギ入れて薄く焼いて、醤油と一味で食べると酒に合う。」
「お、いいねぇー、それ。・・・てか、それこそ居酒屋メニューだ。」
「しょうがないだろ? 棄てるのはもったいない。」
「せっかくだから、ホタテの焼いたのが食べたいなあ。」
「んじゃ、そこいらを物色しますか。」
 一休みして、結局、出かけることになる。まあ、これはこれでいいか、と、ライルも立ち上がる。ふたりで、ぶらぶらしたいと思っていたのも、これでできるからだ。
作品名:らいにる  お好み焼き 作家名:篠義