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オダワラアキ
オダワラアキ
novelistID. 53970
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プロポーズ

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すずめの問いにわざとらしく長いため息をつくと、ジロリとにらみ額にデコピンをする。
『なんで、俺が、一人暮らしなんだよ!!二人で暮らすに決まってんだろ!!忘れるか!?5分前にプロポーズしたんだぞ!?』
『う、うわぁ、うわぁ~そういうことか!!ご、ごめん!!』
思い返せば、どうして今日はいつも待ち合わせている駅ではないのかとか、2人では1度も来たことのない場所なのに、どうしてレストランを知っていたのかとか、すずめが疑問に思うことは合ったはずなのに、2人でいる時間は楽しくて、楽しすぎて、全く気にしなかった。
(私は…ほんと…こういうとこダメだな…)
部屋に入ると家具や、家電製品なども全て揃っていて、今日から生活出来そうな状態だった。
すずめが4人は座れそうな大きめのソファに腰かけると、馬村がキッチンで紅茶を淹れてテーブルに運び、すずめの隣に腰を下ろした。
『俺はさ…高校卒業してから…おまえと会う時間が減って…こんなこと言うの男らしくないけど、寂しいと思ったんだよ…』
『馬村…』
『でも…まだ親に金出してもらって学生やってる身分で、一緒に暮らそうとか言うのも、違う気がして…今、やっと自分の金で生活できるようになったからさ…』
顔を赤くしながらも、ポツリポツリと語る馬村の肩に、すずめがコツンと頭を乗せると、そのまま両腕で抱き締められる。すずめも抗うことなく、馬村の胸に顔を埋め背中に手を回した。
『私も…寂しかった…』
『で…返事は?』
『返事?』
『プロポーズの返事…聞いてないけど?』
馬村に至近距離で顔を覗き込まれて、今さらながら綺麗な顔だな…などと思ってしまう。
『私が…馬村を幸せにするよ…』
『俺も、おまえのこと幸せにする』
すずめの唇を塞ぎながら、ゆっくりとソファに押し倒す。
『ん…っ』
口腔内を優しく愛撫されて、ブルッと背筋が震えた。
何度も何度も角度を変えては、口付けられる。
『ふっ…あ…』
どちらのものかも分からなくなるぐらい深く交わり、溢れ出た唾液がすずめの口を伝って落ちる。
『ベッド…行く?』
やっぱり顔を赤くしながら聞いてくる馬村に、同じように火照った顔を向けながらすずめは小さく頷いた。

すずめは思う。
馬村の…声が好き、優しく髪を撫でる手が好き、壊れ物に触るように抱き締める腕が好き、石鹸の香りのする胸が好き、私にしか見せない熱を帯びた眼が好き…何より自分を大事に思ってくれる優しさが好きだと。

いつでも、いつまでも、あなたにとっての流星でありたい。

Fin
作品名:プロポーズ 作家名:オダワラアキ