機動戦士ガンダムRSD プロローグ1
プロローグ 第四話 その他の兵器
地球連合軍
ドッペルホルン連装無反動砲
『機動戦士ガンダムRSD』に登場する。
大型の実弾砲塔を2門備えた対艦攻撃用のストライカーパックである。
長い砲身から放たれる砲弾の命中精度は、かなり高くアグニと違ってマニピュレーターを使わずに発砲が可能である為ビームライフルやシールドを保持したまま遠距離攻撃が可能である。
ただ機体重量の増加を補う様な設備は、無く機動性の低下は否めない。
又装着後は、機体重心が上方に極端に偏る為地上での使い勝手は悪く地上での対艦攻撃や拠点攻撃には対地ミサイル装備のジェットストライカーが用いられる事が多い。
スウィート条約締結の前には、既に開発・量産されていた様で南アメリカ独立戦争ではソードストライカー等と共に運用されていた。
劇中では、主にダガーLやウインダムが運用している。
なおドッペルホルン (Doppelhorn) は、ドイツ語で「2本の角」という意味である。
ジェットストライカー
『機動戦士ガンダムRSD』に登場する。
大気圏内用の高機動空戦型ストライカーパックである。
大気圏内での高い飛行能力を有し滑空というよりもむしろ戦闘機の様に自在に飛び回ることが可能である。
又単に飛行能力を得るだけではなく主翼下部のハードポイントにミサイルやプロペラントタンク(推進剤=ジェットエンジン用燃料のタンク)を増設する事で拠点攻撃や長距離飛行にも対応可能である。
大気圏内での汎用性の高さからレイダガーやスピアヘッドに代わる航空戦力の主力となった。
反面劇中では、一度も宇宙空間で使用されておらず宇宙空間での運用は不可能か機動力強化の役割を殆ど果たせないものと思われる。
大気圏内では、ウィンダムを初めとしたストライカーパック換装機能を持つ機体と共にあらゆる場所に配備されており『RSD』本編で最も多く見ることができた。
武装
Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド
4連装式のロケット弾射出ポッドである。
使用されるロケット弾は、ミサイルと異なり誘導機能を持たないためミサイルや航空機等の動的目標の迎撃には向かない。
空対地ミサイル「ドラッヘASM」
艦船や拠点攻撃の際に用いられる大型の空対地ミサイルである。
オーブ国防軍の次期主力MSムラサメにも同型のミサイルが搭載されている。
ドラッヘ (Drache) とは、ドイツ語で“竜”の意である。
Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
3連装式の空対空ミサイル射出ポッドである。
敵航空兵器への攻撃や艦対空ミサイルの迎撃等幅広い用途に用いられる。
ヴュルガー (Würger) は、ドイツ語で「モズ」の意である。
ライフルホルダー
携行火器のストックに使用されるマウントパーツである。
マルチランチャーパック
『機動戦士ガンダムRSD』に登場する。
大型のミサイルケースを2門装備したストライカーパックである。
2つの大型ミサイルケースをそのままストライカーパック化したもので様々な弾頭のミサイルを装填可能である。
ただし劇中では、核弾頭ミサイル以外の使用は確認されておらずその装備のMSが核ミサイル搭載のメビウスと同一編成され核攻撃作戦において運用された。
またその際のケース外面には、放射性標識が描かれていた。
非常に大型であることから完全な宇宙用の装備でありこれを使用するMSの運動性も低下する。
武装
Mk5 核弾頭ミサイル
メビウス用と同型の戦術核弾頭ミサイルである。
エグザスストライカーパック
『機動戦士ガンダムRSD』以降に登場する。
メビウス・ゼロをストライカーパックにしたものの発展機として開発されたガンバレル型ストライカーパックである。
ゼロ同様ガンバレルの操作には高い空間認識能力を必要とし事実上ネオ・ロアノークを初めとした極少数のエースパイロットの専用武装となっている。
メビウス・ゼロの武装が実弾だったのに対し本機の武装の多くは、ビーム兵器となっており攻撃力は大きく上昇した。
ガンバレルは、1基につき1対のビームカッターを持ち従来のメビウス・ゼロには無い高度な格闘戦能力を有している。
武装
GAU-868L2 2連装ビーム砲
ガンバレルに搭載されているビーム砲である。
DE-RXM91Cフィールドエッジ「ホーニッドムーン」
ガンバレルに搭載されているビームカッターである。
フェニックスストライカーパック
『機動戦士ガンダムRSD』に登場する。
カラミティEの開発と同時期に製作が進められていた専用パックで大西洋連邦からIWSPのデータを入手したユーラシア連邦がその設計を見直し独自の技術を取り入れて完成させたものである。
ベースとなったIWSPの持っていた信頼性・整備性の問題点をクリアしたほかジェットストライカーパックを凌駕する速度・運動性・航続距離を獲得した。
なお背部メインスラスター背部メインスラスター基両脇に備えた左右5対の計10枚から成るウイングバインダーが存在するためフリーダムガンダムの技術も少なからず採用されていることがうかがえる。
パック右側には、大型対艦刀「シュベルトゲベール」と左側には大型ビームランチャー「ラドカーン」を装備している。
後にフェニックスストライカーパックの運用データを踏襲し大西洋連邦では、デスティニーガンダムやマンデマゴンガンダムの大気圏内航空戦闘装備「ヒュドラー」が開発されている。
武装解説
大型ビームランチャーラドカーン
破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャーである。
アグニの発展型であるがエネルギーがの三分の一の消費量で破壊力を大幅に向上させた。
長射程に加え連射性能にも優れその性能は、ブラストシルエットを含めた既存のMS用ビームランチャーを遥かに凌駕しており対艦戦対要塞戦だけでなく対MM戦でも高い運用性を誇る。
発砲時の砲身は、22mと機体の身長を超えるほどであるが本武器の細分割化と連動スライド機構が生かされており非使用時は左背面のウェポンラックに銃身を折りたたんで装備している。
他にも変形機構を持つ武装は、存在するがここまで複雑化したものはない。
ソードストライカーパック改
ユーラシア連邦が推進した初期ストライカーパック再生計画「アクタイオン・プロジェクト」に基づき改修・強化されたストライカーパックである。
オリジナルのストライカーパックには、射撃武装がなかったが改良型にはサブアームに接続される形でコンボウェポンポッドが装備されている。
さらにこの部分は、ハードポイントに対応した武装に換装可能である。
武装解説
120mm対艦バルカン砲
オリジナルとまったくいっしょ。
220mm径5連装ミサイルポッド
「コンボウェポンポッド」に付く5連装のミサイルランチャーである。
ガンランチャーでないため誘導弾や無誘導砲弾双方を射出は、不可能である。
作品名:機動戦士ガンダムRSD プロローグ1 作家名:久世秀一