機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
名称 インパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S
全高 20.37m
重量 63.54t
武装
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MMI-RG59V 機動防盾
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン×2
特殊装備 マルチパック機能付きコアブロック
搭乗者 シン・アスカ
フォースインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/α
全高 21.02m
重量 78.3t
武装
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
ソードインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/β
全高 21.98m
重量 78.93t
武装
MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀×2
ブラストインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/γ
全高 21.82m
重量 84.68t
武装
M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲×2
MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲×2
GMF39 4連装ミサイルランチャー×2
(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル)
MA-M80 デファイアントビームジャベリン×2
コアスプレンダー
型式番号 YFX-M56
全長 5.67m
重量 3.02t
武装
MMI-GAU19 20mm機関砲×2
QF908 航空ミサイルランチャー×2
(AGM33 レディバード誘導ミサイル)
機体解説
インパルスガンダム本体の機体構造は、従来のMSと大きく異なる3つの部位に分離する構造であり上半身を構成する「チェストフライヤー」、下半身を構成する「レッグフライヤー」とコックピットを構成する「コアスプレンダー」の3つのパーツから成り立っている。
MSとなった本体に更に換装式バックパック「シルエット」を装着し計4つのパーツが合体して完全な戦闘運用形態となる。
C.E.73年には、換装式バックパックによる万能・拡張性能を有するMSが登場しており本機もMS単体として見た場合にはポピュラーなスタイルの万能機といえるがその特異性はやはり分離・合体を可能とする機体のモジュール構造である。
このモジュール構造により機体の上下半身パーツであるチェストフライヤーやレッグフライヤーが重大な損傷を被ってもコックピットユニットであるコアスプレンダーが健在であればそれらパーツを換装する事で即時に戦闘を継続する事が出来る。
さらにコアスプレンダー以外には、小型高出力のバッテリーが装備されているため戦闘継続時間も同時期のMSと比べて非常に長い。
またこのシステムにより副次的にパイロットの生存性も向上している。
出撃時は、他のMSとは異なり毎回本体を形成する3パーツに分離した状態から発進する。
それに加えその時の任務・戦況に合わせて選択された換装式バックパック「シルエット」が無人牽引機「シルエットフライヤー」の後部に接続された状態で発進する。
発進は、搭載艦ミネルバのブリッジ真下にある専用カタパルトにて行われ本体パーツはコアスプレンダー→チェストフライヤー→レッグフライヤーの順に発進する。
シルエットフライヤーは、そのいずれかの間または最後発で発進され順は不同となっている。
(尚帰投した本機が各パーツに分離されている様子は、本編では描写されていない。)
発進後各構成パーツは、飛行中の空間にてドッキングされMSとして構成される。
(この際不要となったQF908 航空ミサイルランチャーは、可能な限り母艦へと自動で帰還する)宇宙運用でも地上運用でも同様に空間でのドッキングを行う事が可能である。
ミネルバ艦内整備ハンガーには、チェストフライヤー・レッグフライヤーの予備機も用意されておりバックパックだけでなく前述の通り破損等した上半身や下半身も戦闘区域内で換装する事が可能である。
シルエットは、高機動戦仕様であるフォース・接近戦仕様であるソード・砲撃戦仕様であるブラストの3種類が用意されているがこれらのシルエットは必要とされるエネルギーがそれぞれ異なる為装着したシルエットにより機体が消費するエネルギーも異なる。
そのため装着したシルエット毎にVTP装甲に掛ける電圧を調整しエネルギー消費の更なる効率化を図っている。
その副次効果により装甲の色は、装備するシルエットごとの固有に変化する。
ただしフェイズシフト装甲は、通常装甲内側にあるため通常は見ることができない。
VTP装甲を採用しているのは、チェスト及びレッグフライヤーのみでありコアスプレンダー自体はVTP装甲素材では構成されていない。
このため合体後はすぐにシルエットを装備するものの(ただしシルエット自体も通常装甲材でありさらにコアスプレンダーのスラスターは合体後のメインスラスターとなるため剥き出しになる)背後から攻撃された場合実弾兵器でもダメージを受けてしまう可能性がある。
開発経緯
開発段階ではX14S カオスガンダム、X31S アビスガンダムとX88S ガイアガンダムの特性を持つチェストフライヤーとレッグフライヤーの開発も行われており単機であらゆる戦闘領域に対応する研究が行われていた。
究極的には、全てのパーツをドラグーン・システムでリンクし母艦のサポートによらず単独でパーツの換装やエネルギー補給を行う事で(通称:ドラグーンフライヤー)あらゆる局面において単機での局地制圧を実現する究極の万能機を目指していたと言われる。
本機に3つのパーツからなる分離・合体機構が採用された理由の1つとしてスウィート条約に規定された「MSの保有数の制限」の規制をパスする狙いがあった。
それは、インパルスガンダムを「1機のMS」では無く合体してMSとして「も」運用出来る「3機の航空機(航宙機)」と位置付けることで制限された機体数以上のMSの保持を条約違反に値させないためという政治的要因の措置によるものである。
既存のMSの概念を覆す万能機であり実戦で八面六臂の活躍を見せたにもかかわらずその発展系・量産機等は正式には生産されていない。
その原因には、本機の開発の要因となった前述のスウィート条約が事実上形骸化したことがあり分離・合体機構による整備性の低下やVTP装甲による機体構造の高コスト化などの問題が解消できないなどがある(一部には、本機のパイロットであるシン・アスカに匹敵するエース・パイロットの確保ができなかったことも一因になっているのではないかと考えられている)。
本機の開発を通じて大西洋連邦軍上層部は、万能機には新型機の開発や既存の量産機の活用を検討した方がより現実的と判断を下した。
またドラグーン・システムによる運用が実現すれば分離・合体機構の有用性は向上するが補給や機体運搬の面において母艦の存在を完全に視野外とするには至っていないためそのことも影響している。
製造・運用された実機は、ミネルバに配備された1機分のみであるが発展機としてデスティニーインパルスが数機試験運用されている。
武装
インパルスガンダムは、シルエットの搭載武装のみならず形態を問わず使用可能な基本武装を装備している。
型式番号 GAT-X56S
全高 20.37m
重量 63.54t
武装
MMI-GAU25A 20mmCIWS×2
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ×2
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MMI-RG59V 機動防盾
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン×2
特殊装備 マルチパック機能付きコアブロック
搭乗者 シン・アスカ
フォースインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/α
全高 21.02m
重量 78.3t
武装
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2
ソードインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/β
全高 21.98m
重量 78.93t
武装
MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀×2
ブラストインパルスガンダム
型式番号 GAT-X56S/γ
全高 21.82m
重量 84.68t
武装
M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲×2
MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲×2
GMF39 4連装ミサイルランチャー×2
(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル)
MA-M80 デファイアントビームジャベリン×2
コアスプレンダー
型式番号 YFX-M56
全長 5.67m
重量 3.02t
武装
MMI-GAU19 20mm機関砲×2
QF908 航空ミサイルランチャー×2
(AGM33 レディバード誘導ミサイル)
機体解説
インパルスガンダム本体の機体構造は、従来のMSと大きく異なる3つの部位に分離する構造であり上半身を構成する「チェストフライヤー」、下半身を構成する「レッグフライヤー」とコックピットを構成する「コアスプレンダー」の3つのパーツから成り立っている。
MSとなった本体に更に換装式バックパック「シルエット」を装着し計4つのパーツが合体して完全な戦闘運用形態となる。
C.E.73年には、換装式バックパックによる万能・拡張性能を有するMSが登場しており本機もMS単体として見た場合にはポピュラーなスタイルの万能機といえるがその特異性はやはり分離・合体を可能とする機体のモジュール構造である。
このモジュール構造により機体の上下半身パーツであるチェストフライヤーやレッグフライヤーが重大な損傷を被ってもコックピットユニットであるコアスプレンダーが健在であればそれらパーツを換装する事で即時に戦闘を継続する事が出来る。
さらにコアスプレンダー以外には、小型高出力のバッテリーが装備されているため戦闘継続時間も同時期のMSと比べて非常に長い。
またこのシステムにより副次的にパイロットの生存性も向上している。
出撃時は、他のMSとは異なり毎回本体を形成する3パーツに分離した状態から発進する。
それに加えその時の任務・戦況に合わせて選択された換装式バックパック「シルエット」が無人牽引機「シルエットフライヤー」の後部に接続された状態で発進する。
発進は、搭載艦ミネルバのブリッジ真下にある専用カタパルトにて行われ本体パーツはコアスプレンダー→チェストフライヤー→レッグフライヤーの順に発進する。
シルエットフライヤーは、そのいずれかの間または最後発で発進され順は不同となっている。
(尚帰投した本機が各パーツに分離されている様子は、本編では描写されていない。)
発進後各構成パーツは、飛行中の空間にてドッキングされMSとして構成される。
(この際不要となったQF908 航空ミサイルランチャーは、可能な限り母艦へと自動で帰還する)宇宙運用でも地上運用でも同様に空間でのドッキングを行う事が可能である。
ミネルバ艦内整備ハンガーには、チェストフライヤー・レッグフライヤーの予備機も用意されておりバックパックだけでなく前述の通り破損等した上半身や下半身も戦闘区域内で換装する事が可能である。
シルエットは、高機動戦仕様であるフォース・接近戦仕様であるソード・砲撃戦仕様であるブラストの3種類が用意されているがこれらのシルエットは必要とされるエネルギーがそれぞれ異なる為装着したシルエットにより機体が消費するエネルギーも異なる。
そのため装着したシルエット毎にVTP装甲に掛ける電圧を調整しエネルギー消費の更なる効率化を図っている。
その副次効果により装甲の色は、装備するシルエットごとの固有に変化する。
ただしフェイズシフト装甲は、通常装甲内側にあるため通常は見ることができない。
VTP装甲を採用しているのは、チェスト及びレッグフライヤーのみでありコアスプレンダー自体はVTP装甲素材では構成されていない。
このため合体後はすぐにシルエットを装備するものの(ただしシルエット自体も通常装甲材でありさらにコアスプレンダーのスラスターは合体後のメインスラスターとなるため剥き出しになる)背後から攻撃された場合実弾兵器でもダメージを受けてしまう可能性がある。
開発経緯
開発段階ではX14S カオスガンダム、X31S アビスガンダムとX88S ガイアガンダムの特性を持つチェストフライヤーとレッグフライヤーの開発も行われており単機であらゆる戦闘領域に対応する研究が行われていた。
究極的には、全てのパーツをドラグーン・システムでリンクし母艦のサポートによらず単独でパーツの換装やエネルギー補給を行う事で(通称:ドラグーンフライヤー)あらゆる局面において単機での局地制圧を実現する究極の万能機を目指していたと言われる。
本機に3つのパーツからなる分離・合体機構が採用された理由の1つとしてスウィート条約に規定された「MSの保有数の制限」の規制をパスする狙いがあった。
それは、インパルスガンダムを「1機のMS」では無く合体してMSとして「も」運用出来る「3機の航空機(航宙機)」と位置付けることで制限された機体数以上のMSの保持を条約違反に値させないためという政治的要因の措置によるものである。
既存のMSの概念を覆す万能機であり実戦で八面六臂の活躍を見せたにもかかわらずその発展系・量産機等は正式には生産されていない。
その原因には、本機の開発の要因となった前述のスウィート条約が事実上形骸化したことがあり分離・合体機構による整備性の低下やVTP装甲による機体構造の高コスト化などの問題が解消できないなどがある(一部には、本機のパイロットであるシン・アスカに匹敵するエース・パイロットの確保ができなかったことも一因になっているのではないかと考えられている)。
本機の開発を通じて大西洋連邦軍上層部は、万能機には新型機の開発や既存の量産機の活用を検討した方がより現実的と判断を下した。
またドラグーン・システムによる運用が実現すれば分離・合体機構の有用性は向上するが補給や機体運搬の面において母艦の存在を完全に視野外とするには至っていないためそのことも影響している。
製造・運用された実機は、ミネルバに配備された1機分のみであるが発展機としてデスティニーインパルスが数機試験運用されている。
武装
インパルスガンダムは、シルエットの搭載武装のみならず形態を問わず使用可能な基本武装を装備している。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一