機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
そのためシルエット交換時も携行火器を変更する事無く迅速な戦線復帰を可能としている。
MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門内蔵されるCIWSである。
敵機への威嚇・牽制やミサイル迎撃等の近接防御や対人戦に使用される。
搭載スペースに大きな制約を受ける頭部内蔵型に比べ内部機構に負担が掛からない反面可動域を基部としないため有効射界が限定される欠点を持つ。
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ
インパルスガンダムの両腰部に2本収納されている折りたたみ式(フォールディング)のMSサイズのナイフである。
実体剣と振動波を併用し他の武装と比較して機体の電力を消費しないためインパルスガンダムの最後の武器となる。
ユーピテルの胴体装甲を易々と貫など威力も決して低くない。
アーマーシュナイダーの発展武器である。
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
フリーダムガンダムやジャスティスガンダムに装備された「MA-M20ルプス」を改良したビームライフルである。
エネルギー消費効率が大幅に向上したため総合的な性能は、原型となったデバイスを上回ると言える。
アビスガンダム以外のその他のセカンドステージシリーズが装備するライフルも外観こそ違うが基本設計はほぼ同一である。
MMI-RG59V 機動防盾
対ビームコーティングがなされたシールドである。
装甲は、上下左右にスライドする伸縮機構を備えており有効防御面の拡大と取り回しを両立させている。
またチェストフライヤー時には、ランディングギアの代わりとしてシールドの上端と下端部分がせり出して接地面となるように設計されている。
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン
ジャスティスガンダムに搭載されていた「RQM51バッセルビームブーメラン」の改良発展型である。
2つのブーメランの本体部分を結合する事でビームではなく実体の刃を持ったブーメランとして使用する事も出来るが劇中では、この使用方法は登場していない。
シルエットシステム
ストライカーパックを発展させたザクの「ウィザードシステム」をさらに発展させたインパルスガンダム専用の武装換装システムである。
各シルエットは、母艦内で装着する他専用の無人牽引機シルエットフライヤーを用いた空中換装を行う。
役目を終えたフライヤーは、自動で母艦に帰還する。
ストライカーパック同様バッテリーを装備しているが出力は、桁違いである。
フォースシルエット
フォースインパルスガンダムは、中近距離戦闘を想定した機動力強化用のシルエット「フォースシルエット」を装備した形態である。
フォースシルエットは、大推力のスラスターと複数のバーニアスラスターに加えて放熱板を兼ねた6枚の翼を備え宇宙空間や大気圏内を問わず高い飛行能力を発揮する。
これまでに軍に正式採用された換装型バックパックには、「宇宙空間・大気圏内兼用」と「大気圏内飛行」を両立した機動力強化用のバックパックは存在しておらず機動力強化用バックパックとしての汎用性は従来のそれを大きく上回ると言える。
また装備としてビームサーベルを2本搭載し機動力と合わせて格闘能力も向上させる。
フォースシルエットは、高い機動性とスタンダードな武装に加えて大気圏内での飛行が可能な点からも汎用性が高く第2話で初登場して以来最も使用頻度の高い形態である。
追加武装
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
フリーダムガンダムとジャスティスガンダムに装備された「MA-M01 ラケルタ」を改良したビームサーベルである。
ラケルタ以上の出力を有しつつ単位時間当たりのエネルギー消費が軽減されておりバッテリー動力機でも長時間の連続使用が可能である。
セカンドステージシリーズのMS用に開発されたものでありセイバーガンダム・カオスガンダム・ガイアガンダムも同じものを装備している。
「ヴァジュラ」とはインド神話に登場する雷神インドラの持つ槌矛の名前である。
ソードインパルス
ソードインパルスガンダムは、対MS格闘戦を想定した格闘戦用シルエット「ソードシルエット」を装備した形態である。
ソードシルエットに搭載される追加装備は、全て近接戦闘用のものだが機体本体にビームライフルを標準装備する事により中距離戦闘にも対応可能である。
追加装備を全て取り外したソードシルエットの形状は非常にシンプルでありデッド・ウェイトとなる部分は殆ど無く機体の運動性能を損なわない。
追加武装
MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀
ソードシルエットガンダムに2本装備されたインパルスガンダムの全高ほどの長さを持つレーザー対艦刀である。
大型ながら片手で振り回す事が出来て二刀流や連結形態での使用等運用の幅が広い。
柄同士を連結させた形態は「アンビデクストラスフォーム」と呼ばれる。
レーザー刃発生デバイスである剣は、実体剣としても使用可能である。
「対艦刀」の名の通り格闘戦以外にも敵艦に取り付き主要部分を狙って斬り付けるといった運用方法も有効である。
ブラストインパルスガンダム
ブラストインパルスガンダムは、対艦攻撃・火力支援を想定した火力強化用のシルエット「ブラストシルエット」を装備した形態である。
ブラストシルエットは大出力のビーム砲とレールガン、面制圧用のミサイルランチャーなど多種多様の火器を搭載しており単純な破壊力と射程距離は全シルエット中「最強」と言える。
また追加スラスターやビームジャベリンなど中距離以下での戦闘を考慮した装備も備えられておりある程度は、格闘能力と機動性も保たれている。
大気圏内では、ホバー走行も可能である。
追加武装
M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲
ブラストシルエットに2門備えられた対艦・対要塞用の大出力ビーム砲である。
その威力は、凄まじく大型のスペースデブリも真っ二つに割ってしまうほどである。
MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲
肩部に装備された2門のレールガンである。
ケルベロスもしくは4連装ミサイルランチャーと同時発射も可能である。
デリュージーとは、「豪雨」の意である。
GMF39 四連装ミサイルランチャー(AGM141 ファイヤーフライ誘導ミサイル)
ケルベロスと一体になっているミサイルランチャーである。
AGM141「ファイヤーフライ」誘導ミサイルの発射管が2門の砲身に4つずつ計8つ備えられている。
ケルベロスの砲口と正反対の位置に付いている為ケルベロスとの同時発射は出来ない。
MA-M80 デファイアントビームジャベリン
ケルベロスの砲身に沿う様にして収納されている柄の長いビームサーベル系兵装である。
槍型のビームサーベルとも言える。
アビスガンダムのビームランスと同様ブラストインパルスガンダムの弱点である接近戦を回避する為敵との間合いを取る為の装備である。
インパルスガンダムの手元から離れても短時間であればビーム刃を保持する事が可能で投擲武器としても使用出来る。
「スピア」ではなく「ジャベリン(投げ槍)」という名称が用いられているのはこの為である。
デファイアントとは、「挑戦的」「大胆」の意である。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一