機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説
なお外形上では、判別できないが内部構造も相応に手が加えられておりトータルでは約30%程度のスペック向上が見込まれている。
大気圏内を飛行することも可能でC.E.73年代の最新鋭機とも充分に渡り合えるポテンシャルを秘めている。
武装解説
攻盾システム「トリケロス改」
ブリッツガンダムが装備していたトリケロスを改造したものである。
形状は、変更されているが搭載武器は同一である。
シールドの縁は、一部が鋭利化され実体刃として使用可能となった。
マガノイクタチ
コロイド技術を応用した試作非殺兵器である。
背部に装備された翼状のデバイスを敵機に接触させ敵機内に送り込んだコロイド粒子によって敵機と自機を擬似的に連結する。
そしてバッテリーを強制放電させ自機のエネルギーとして吸収できる。
設計段階では、自機の周辺にコロイドを展開しそのエリアに踏み込んだ敵機全てを対象にバッテリーを強制放電させるはずだったがコロイドを空間に展開するのは機体表面に定着させるのと違いロストする量が多すぎて正常に作動しなかった為現在の敵機に直接接触してエネルギーを吸収する仕様に一旦変更されてのちに『VS ASTRAY』の時代にてコロイド制御技術の向上により触れずとも強制的に放電できるようになった。
このユニットは、背部に展開することで翼としても機能し本装備の改良型コピーとして作られたマガノイクタチストライカーではコロイド制御の力場も空力制御に利用することでより高い機動性を与えている。
ちなみにマガノイクタチは、漢字で「禍ノ生太刀」と記述し「敵に禍をなし、自らを生かす武器」という意味を持つ。
マガノシラホコ
マガノイクタチに付属する射出武器で鋭利な槍の穂先を射出する。
先端がフェイズシフト装甲で出来ており射出時にフェイズシフトし強固になる為通常のシールドなど簡単に貫くことができる。
またワイヤーで本体と繋がれている為何度でも使用できる。
ただし射出される先端部は、バーニアを持っていない為射出後の軌道コントロールは原則的にできない。
だがパイロットであるロンド姉弟は、優れた使用技術によって射出後のマガノシラホコをある程度コントロールすることができた。
ツムハノタチ
左前腕部に固定された鉤爪である。
この追加兵装は、これまでの実戦の結果において格闘戦となる状況が多く右腕に固定されたトリケロス改の取り回しの悪さを補う為であろうと推測できる。
デバイス内にバッテリーがありアーマーシュナイダーを発展させた超振動破壊兵器である。
70J式改 ビームサーベル
左右腰部に1本ずつ装備されているビームサーベルでM1アストレイに搭載されていた70式ビームサーベルの改良型である。
この改良により整備性・信頼性が向上し省電力化を図ったことと併せ70式に比べて30%から40%の駆動時間延伸に成功した。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第六話 モビルスーツの解説 作家名:久世秀一