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機動戦士ガンダムRSD プロローグ2

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プロローグ 第六話 用語集


ヴァリアブルトランスフェイズ装甲
ヴァリアブルトランスフェイズ装甲は、アニメ『機動戦士ガンダムRSD』に登場する架空の装甲技術である。
略称は、VTP装甲である。
この装甲の従来と異なる特徴は、装甲に流す電流の量を変化させることが可能な点である。
これによって装備や状況ごとに装甲へのエネルギー配分を調整・最適化することで電力消費のロスを抑えることができる。
PS装甲を搭載するに当たり最も重要な課題は、機体の稼働時間を大幅に圧迫するという点である。
エネルギー源に核エンジンを搭載すれば容易に解決できる問題ではあるがスウィート条約の締結によりそれも不可能になった。
しかしそれがこの技術によって可能となった。
なおこの技術を完成させた組織や時期などは、作中で明らかとなっていない。
VTP装甲を持つ機体は、大西洋連邦で多数開発されているがユーラシア連邦もカラミティノワール等の既存機を改修した一部のMSが搭載している。
このVTP装甲を採用した機体は、副次的に電圧変化によって配色が変わるが外側が通常装甲であるためこれを視認することは不可能である。
理論上インパルスガンダムは、装着するシルエットごとに異なった色に変化しガイアガンダムはパイロットであるアンドリュー・バルトフェルド大佐の特性に合わせカラーリングが元の黒から朱色になるように電圧調整がなされている。
カラミティEは、ノワールストライカー装着時(インパルスガンダムと違い通常のストライカーでは変化はないがカラミティE用のアナザートライアルソード・アナザートライアルランチャーストライカーパックであればインパルスガンダム同様機体色が変化する)に通常のトリコロールカラーから全身が黒色に変化しカラミティノワールとなる。
ライゴウガンダムは、専用のアナザーストライカー3種を換装することでインパルスガンダム同様ストライカーごとに異なった色に変化する。
またVTP装甲の雛形である改良型PS装甲(パワー・エクステンダーシステム)を搭載するストライクルージュの装甲も電圧調整によって色がストライクガンダム同様に変化する。
防御力は、装甲に掛かる電圧に比例して向上するとされているがどの程度変化しているのか劇中表現では変化はない。
また上記のようにパーソナルカラーに変更するために電圧調整を行うパイロットもいるが電圧調整に伴い変化する色と防御力との具体的な関係は、今の所明らかにされていない。

エクステンデッド
『機動戦士ガンダムRSD』に登場する。
エクステンデッドは、精神操作等を中心として強化されたコーディネイターであり好戦的でありながら高い判断力と作戦遂行能力を有している。
ブーステッドマンに比べその精神は、安定しており潜入工作などデリケートな任務遂行が可能である。
一回の戦闘を行った後は、ある種のリラクセーションルームに入る事により精神を安定させる調整を受ける必要があり同時に命令を行う側にとって余計な記憶も消去されてしまう。
しかしこの作業も完全なものとはいえず印象強い記憶を消去し続けたり長い間消去しなかった記憶を消去すると記憶に空白が生まれそれが原因で情緒不安定に陥る事や印象強い記憶は、何らかのきっかけで思い出す場合がある。
また時折暴走を起こすためそれを制御する「ブロックワード」と呼ばれる特殊な暗示が施されておりたとえ偶然発せられたものでもそれを耳にしてしまうと激しい恐慌状態に陥ってしまう。
ブロックワードは、それぞれが異なる言葉でありファントムペインに所属するステラ・ルーシェのブロックワードは、「死」でアウル・ニーダのブロックワードは「母」となっている。スティング・オークレーは「夢」である。
コロニー軍には、ブーステッドマンよりエクステンデッドの方が知られている。
これは、コロニー軍がエクステンデッドの研究施設であるロドニア研究所を発見したのがきっかけである。
アツシ・サオトメらがロドニア研究所に調査に入った時には、既に壊滅しており内部にはエクステンデッドと思われる子供の数多くの遺体など凄惨な風景が広がっており研究所のデータにはクロトのデータも存在していた。
デストロイガンダムの搭乗者も全てエクステンデッドでありその際にエクステンデッドを生体CPUと表現されやはり部品扱いされていた。
ブーステッドマンやエクステンデッドなどタカ派が育成したパイロット達は、完全にMSのパーツ扱いされ人間として扱われないに等しいがネオ・ロアノークやスウェン・カル・バヤンを指導していた教官など感情移入をしている人物も確認されている。

ファントムペイン
ファントムペイン(Phantom Pain)は、『機動戦士ガンダムRSD』及び『機動戦士ガンダムRS C.E.73 -STARGAZER-』に登場する架空の特殊部隊である。
地球連合軍所属部隊としての正式名称は、第81独立機動軍である。
コーディネイタータカ派直属の「不正規特殊部隊」(原文ママ)である。
地球連合軍内においてタカ派が直接その意思を反映するべく設立した特殊部隊だとされる。
創隊時期は、明確でない。
タカ派が「これまで武力行使には、地球連合上層部に依存せざるをえなかった」ために作った組織だとされており『機動戦士ガンダムRSD』及び『機動戦士ガンダムRS C.E.73 STARGAZER』の舞台であるC.E.73年以前の戦争であるシリーズ第1作『機動戦士ガンダムRS』のC.E.70〜71年のヤキンドゥーエ戦役当時は存在していなかった模様である。
しかし一方ファントムペインのMSパイロットであるスウェン・カルバヤンの隊員としての訓練は、幼少期〜ムルタ・アズラエル(71年に死亡)の存命期におこなわれていたことが『機動戦士ガンダムRS C.E.73 STARGAZER』劇中では描かれていた。
表向きは、地球連合軍が管理する地球連合軍第81独立機動軍という名目となっているが地球連合の批准している条約を彼らは批准しておらずスウィート条約で保有が禁じられた兵器も自由に装備する。
構成員は、反コロニー勢力に属する連合正規部隊と強化兵士エクステンデッドを含むエリートパイロット等からなる。
「タカ派の潤沢な資金」力を後ろ盾としているため一般部隊よりも先進的な武器を揃える事が可能であり他隊から資材や人材などを自由に引き抜ける程の権限及び優先指揮権も与えられている。
出自が非公然であるため当然のことながらファントムペイン独自の制服は、無いがネオ・ロアノークは黒を基調とした制服を着用している。
スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェとミューディー・ホルクロフトは地球連合軍の士官候補生の青(男子用)もしくはピンク(女子用)の制服をベースに改造した物を着用していた。
なお「ファントムペイン」は、英和意訳すると「見えざる痛み」で医学用語としては幻肢痛の意味を持つ単語であり非公然の特殊部隊としては相応しい名前である。

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