二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

再会

INDEX|6ページ/6ページ|

前のページ
 



翌日、モニカは店長に呼ばれた。


「付き合ってる人、いたんだね。」


「あ、すみません、っていや、
 付き合ってなかったというか、
 二年も前に別れたんですけど...」


「元カレ?」


「店長のことは尊敬してますし、
 自分のことを大事にしてくれてるのも
 十分わかっているつもりだったんですけど、
 それでもやっぱり胸にひっかかってて。
 彼のことが...。」


「そっか...。
 でも誰か忘れられない人がいるのかな
 とは思っていたよ。」


「え...。」


「俺のことを見て話していても、
 なんか遠くを見ているような
 そんな気がしていたからね。」


「あ...。」


「でも復活したんだろ?」


「プロポーズされました。昨日。」



「そっか。言いたくないけど、幸せになって。」



「!ありがとうございます。」


本当にいい人だなぁとモニカは思った。


でもやっぱり自分は犬飼が大事だ。


コンプレックスも含めて全部!!!



そんなことを思っていると、


「ツル~~~~~!!!!」


半泣きでカメがサロンに駆け込んできた。



「あ!!!」



この間電源を落としっぱなしで放置してたんだった。




「ごめんよ~~ぉ。私が余計なことをしたばっかりに。
 こじれちゃったんだろぉ?」


カメの髪をセットしながら
オイオイ、カメは泣きそうな顔をしていた。



「ううん。カメのおかげだよ。」


「は?どういうこと?!」



そのあとカメの歓喜の絶叫が
サロン中に響き渡ったのは言うまでもない。



すずめちゃんが新婚旅行から帰ってきたら
報告しよう。

あ、ゆゆかにもね。


やっぱり私にとっては
かけがえのない友達はこの3人だと

モニカは友達の存在を
ありがたく思ったのだった。







作品名:再会 作家名:りんりん