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クリスマスの約束

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期末試験も終わり、
すずめの追試も終わり、
いよいよクリスマス。

「すずめちゃん、
またクラスで
クリスマスパーティー
しない?」

ツルちゃんから誘われた。

「え…でも犬飼くんは?」

「24日は終業式じゃん?
昼間みんなでやって、
うちらは夜二人でって
思ってるんだけど…
すずめちゃん、馬村と
どーするの?」

「まだなんも決めてなかったー。」

「ゆゆかは?また家族?」

「行くわよ。今年は。」

「え?土牛先輩は?」

すずめはゆゆかに
ガシッと首をホールドされ、

バイトなのよ。ピザ屋で。
受験生なのに!

と耳打ちされた。

なるほど。

「とりあえず馬村と
相談してみてー。」

「わかった!」


「というわけで、
ツルちゃんと犬飼くんは
昼間クラスのパーティー、
夜は二人でするって
言ってるんだけど、
馬村、どうする?」

「……クラスの出たくない。
二人だけでする。」

「え!?」

馬村の返答にすずめは
焦りの顔を隠せなかった。

「って言ったらオマエどうすんだよ。」

すずめはなんにも言えなかった。

「クラスのパーティー
行きたくないのか?」

「…行きたいです。」

「だろ?最初から一択なんだよ。
素直にクラスの行きたいから
行こうって言えよ。 」

「……」

すずめは無言で馬村をみつめた。

「なんだよ。」

「や…馬村は私のこと
なんでもわかるなって。」

「は?」

「私、馬村のこと、
あんまりわかってない気がする。」

「別にいいじゃねえか、それで。」

「嫌だ。ちゃんと知りたいし
わかりたいよ。
いっつも私ばっかり
楽しんでるもん。」

「そんなことねえだろ。」

「そうだ!今度のクリスマスは、
馬村がしたいことをする日にしよう!」

「はっ?!」

「さぁ、何したい?どこいきたい?」

「なっなんだよ、急に……」

「なんかないの?」

「…わかんねえ。」

「えー?じゃあ考えといてね。
また聞くから!じゃあまた明日!」

すずめは宿題をだして
帰っていった。

作品名:クリスマスの約束 作家名:りんりん