二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
バルマドル
バルマドル
novelistID. 55675
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

DEATH TRAP -Claw of time-

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

第壱章 再開




揺らぐ火炎が見える

ここはどこだろう、なんだか変だ

『お前は消えろ』

何かが燃えている

『じゃあまた今度』

遠い先の遥か遠い過去の

『二度とここに現れるな』

消しておいた記憶が燃えている

『お前達はもう用はない』

違う・・・消さなきゃいけなかった記憶

『いつも通りの畜生ね!!』

・・・消された記憶・・・?

『お前に会えて良かった』

この記憶は・・・

俺は・・・お前に・・・

『よ、よろしく・・・』


・・・会いたくなかった
















「ッ・・・!!」

目が覚めるとそこは和風建築の家、その庭にいた

「おぉ!白蓮か、久しぶりだな!どうだ?今の性格は」

庭にいた青年が話しかけてきた、どうやらここは一時期身を寄せていた

元奴隷保護所のようだ。・・・しかしある事件をきっかけに壊滅したはず

なるほど・・・

「夢か・・・」

「その通りだ、故に、ここもただの記憶の箱に過ぎん」

青年こと先輩が語る、なぜ俺の夢は自虐に走るのだろうか・・・

「先輩や他の奴らも、生きているんですか?」

「知りたければ本人に聞くんだな。生きているのかは知らんが」

あの時の記憶が蘇る・・・あいつらさえいなければ・・・!

「・・・そろそろ目を覚ませ、仲間が呼んでいるぞ」

見覚えのある4人の影が見える、庭も段々形を保てなくなっている

また影が見えた方向に目を向けると影が3つ増えている・・・形からしても見覚えはない

「さぁ、行って来い!」

振り向いて先輩に頷いてから、俺は七人の影へと歩み始めた


作品名:DEATH TRAP -Claw of time- 作家名:バルマドル