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修学旅行

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すずめ達は高3になった。

受験生だが、まだまだ
その自覚がない。

なぜならいきなり修学旅行
というイベントがあるから。

「京都、大阪、奈良~!」

「オイ、まだ行ってもないのに
 浮かれすぎだろ。」

「だってたこ焼きにお好み焼きに
 シカ煎餅に八ツ橋~」

「食いもんばっかりだな…
 だいたい、シカ煎餅って
 鹿に食わす餌じゃねーの?」

「えっそうなの?」

なんだ、残念と
すずめはガックリする。

ホントにコイツは、
と思いつつも
内心馬村も楽しみで仕方ない。


「京都の自由行動、
 二人で回るか?」

亀吉らに誘われる前に
言っとかねばと
早速約束をとりつける。

「えっ/////うん。」

すずめも沖縄では
いろいろあったので、
今度こそ二人でゆっくり、
と思っていた。


初日は大阪の
ユニバーサルスタジオジャパン。

「「「イエーイ!ユニバー!!!」」」

すずめ、ツル、カメは
三人で叫ぶ。

「ちょっとここでも?!
 恥ずかしいからやめてよ!」

ゆゆかが嗜める。

そんなこと言ったって
浮かれるなっていうほうが
無理だ。

「私このために
 ハリウッド映画
 いっぱい観たよ。
 予習バッチリだよ。」

すずめがドヤ顔で言った。

「アンタ、それをなぜ
 普段の勉強でしないわけ?」

「え…あ、さあ?
 あっあれ!行きたいやつ!
 スパイダーマン!」

ゆゆかに突っ込まれ
話題を逸らす。

それとこれとは
話が別なのだ。

迫力のあるアトラクションに
すずめの浮かれ具合は
登っていく一方だ。

「超面白かったー!
 次!ハリー・ポッター行こ!」

人気のスポットらしく、
平日なのにすごい行列だ。

「うぇぇ、1時間半待ちだって。」

「どうする?」

「この街見るのも楽しそうだよね。」

そんなことを言っていると、

「うぉーい、亀吉~!」

と、向こうから猿丸が
声をかけてきた。

馬村と犬飼も一緒だった。

すでに並んでいたらしい。

「お前らもこれ待つの?」

「待ち時間長そうだから、
 どうしようかなぁって
 思ってたんだ。」

「あっじゃあさ、
 交替で待たね?
 俺ら待ってるからさ、
 まず犬飼と鶴谷が
 そこらへん回ってくるとか。」

「えっいいの?」

犬飼が猿丸の提案に戸惑う。

「いいじゃん、いいじゃん。
 で、俺は後でゆゆかちゃんと
 亀吉と女子二人に囲まれて
 回るからさ~」

と言い出し、

「キモ。」

とゆゆかが即答する。

「私がゆゆかと行くから。
 アンタ1人で回ってきな。」

カメが言うと 

「えっ1人?!マジで?
 こんなとこで一人にしないで。」

ハーレム状態で
回れると思っていた猿丸は
泣きが入る。


とりあえず、犬飼と鶴谷、
馬村とすずめが外に出た。

「カップルいいなぁ。」

と猿丸に見送られながら。

でも残った自分も
ゆゆかと亀吉と一緒で
ちょっとうかれていた。

作品名:修学旅行 作家名:りんりん