告白
「ゆーゆかちゃん」
ウザイのがきた…
どうせアレでしょ?
アンタもキレイだからとか
カワイイとかで
ちょっかいかけてるだけでしょう?
ホントの私を知ったら
イメージ違うって
思うだけよ。
「そう思ってるのは
案外自分だけだから
大丈夫。」
ちょっとした弱音を吐いたら、
土牛先輩がそう言って
ポンと背中を押した。
そう言えば私、
こんなこと人に
初めて言ったかも…
今まで弱い自分や
ダメな自分なんて
誰にも見せられなかったのに。
一度プライドを
捨ててみようか…
ってイヤイヤイヤ、
何乗せられてんの、私。
「失敗したって
死ぬわけじゃないし。
もちょっと気楽にいこーよ。
フォローいたしますよ。」
え…
確かに。
死ぬわけじゃないけど。
私の恋は確実に死ぬ。
結果がわかってるんだもん。
わかってるけど…
このままイモ女に
嫉妬する日々も嫌だ。
もう、終わらせる時が
きたのかも。
私は馬村くんを
中庭に呼び出した。