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ネオ大佐は、ガンバレルにを搭載してある2連装ビーム砲を連射してガイヤス・ギヤを追い込んでいた。

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　アンディー大尉は、その猛攻に押されていた。
OSがインコムもどきを自動ロックオンしてしまうため機体は、操縦者の意に反してインコムもどきの迎撃態勢を取ってしまう。
そのためアンディー大尉は、早急に包囲網から抜け出しOSを操作して自動ロックオンを解除したかったがインコムもどきの包囲網からなかなか抜け出せなかった。
先から回避しながら自動迎撃でビームライフルでインコムもどきを攻撃しながら直撃弾をシールドで防ぐの繰り返しだった。
そこにガンダムサイガーが援護しに来た。

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　それは、ネオ大佐も気付いた。

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　ガンダムサイガー改は、インコムもどきのビーム攻撃をメガビームシールドで防いだ。
「サオトメ副隊長」
　アンディー大尉は、通信を開くとサオトメの名を呼んだ。
「何をしている？
ぼっとしていたらただの的だ。
敵は、ガンダムなんだぞ」
　サオトメは、アンディー大尉を叱咤した。

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　ネオ大佐は、ガンダムサイガーの機体色を見てあることに気付いた。
「あの機体は、プトレマイオス基地を陥落させたときの指揮官機か」
　ネオ大佐は、あの黒いガンダムサイガーがプトレマイオス基地を陥落させたときの指揮官機であることを以前に報告書で読んだことを思い出した。

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　ガンダムサイガー改は、いとも簡単にガンバレルにを搭載してある2連装ビーム砲の猛攻を回避するとガンバレルの1基をビームライフルで破壊した。
アンディー大尉も負けじとしOSを操作して自動ロックオンを解除しようとした。

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　α艦隊は、コロニー外に出た2機を追ってコロニー外に出た。
「気密正常、FCSコンタクト、α艦隊全ステーション異常なし」
　ミハイル副艦長は、全艦が気密などが正常であることを報告した。
「索敵急げ。
ガンダムサイガー改とガイヤス・ギヤの位置は？」
　マーカー艦長がセンサー長のヘルマン・クリューガー中尉に質問した。
「インディゴ53、マーク22ブラボーに不明艦2、距離150。
映像を出します」
　ヘルマン中尉がモニターに不明艦を映した。
「アークエンジェルに似ているな」
　うち1隻がアークエンジェル級に酷似していたためサイジョウ元帥が思わずそんなことを漏らした。
「初見をデータベースに登録しろ。
以降アークエンジェル級酷似艦をボギーワンとしもう一方をボギーツーとする」
　マーカー艦長が敵艦の名を暫定登録するように命令した。
「同157、マーク80アルファにガンダムサイガー改とガイヤス・ギヤを発見。
交戦中の模様」
　そこにエルヴィン中尉が2機の発見の報告をした。
「呼び戻せるか？」
　マーカー艦長がエルヴィン中尉に2機に帰艦命令ができるか質問した。
「駄目です。
電波障害激しく通信不能」
　エルヴィン中尉は、暗い表情で答えた。
「敵の数は？」
　マーカー艦長は、サオトメがいるから大丈夫だと思っていたがやはり敵の数が気になった。
「1機です。
でもこれは、オーブ解放戦に実戦投入された新型白兵戦型ガンダムです」
　エルヴィン中尉が機種を報告した。

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　サオトメは、1基のインコムもどきを破壊してしまったため敵パイロットを本気にしたらしく先よりも格段にインコムもどきの攻撃が激しさを増していた。
なのでサオトメは、インコムもどきの攻撃を回避するのでいっぱいいっぱいだった。
さらにインコムもどきは、ビームサーベルを展開すると切りかかってきた。
サオトメは、機体を上昇させて回避すると本体にメガビームライフルを撃った。

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　それは、ネオ大佐も気づいた。
ネオ大佐は、ビーム攻撃を回避した。

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「サオトメ副隊長」
　アンディー大尉は、ガイヤス・ギヤにビームサーベルを持たせると敵ガンダムに接近した。

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　ネオ大佐は、不敵に笑うと2基のガンバレルをガイヤス・ギヤに向かわせ猛攻を加えた。
ネオ大佐に同じ手は、二度と通じない。
そのためガイヤス・ギヤは、アンクルサポートユニットをかすめてしまった。

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　マーカー艦長は、援護のため母艦を離そうと考えた。
「ボギーワンおよびボギーツーを討つ。
ブリッジ遮蔽、進路インディゴデルタ、加速20%、信号弾及びアンチビーム爆雷、発射用意」
　マーカー艦長の命令でブリッジが下がり戦闘ブリッジに移行した。
「ミサイル発射管、1番から4番、対艦ミサイル装填。
主砲、1番2番、副砲起動。
照準ボギーワンおよびボギーツー」
　ミハイル副艦長が火器の起動命令を出した。
「援護といっても撃沈しても構わないぞ」
　サイジョウ元帥が撃沈許可を出した。
「無論です。
ここまでされたのですから高い利子をつけてかえすつもりです」
　マーカー艦長も敵艦を撃沈する気満々だった。
α艦隊は、全速で敵艦に近づいた。

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　それは、ガーティ・ルーでも確認した。
「敵艦隊と思しき熱源接近。
プトレマイオス基地を陥落した艦隊です。
レッド53、マーク80デルタ」
　オペレーターが艦種と位置を報告した。
「面舵15、加速30%、イーゲルシュテルン起動。
カラミティEは？」
　イアン艦長がオペレーターに命令した。

　　　　　　　　※

　ガンダムサイガーは、なおもガンバレルの猛攻を回避し続けていた。
「艦？」
　ネオ大佐は、一瞬動揺してしまった。
その一瞬の動揺を突かれてガンダムサイガーは、猛攻を回避しながらガンバレルの1基をビームライフルで破壊した。
「欲張りすぎは、元も子もなくすか」
　ネオ大佐は、引き際を感じ撤退した。

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　それは、サオトメも気づいた。

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　リーンホースJr.は、帰艦信号を出した。

　　　　　　　　※

　それは、サオトメとアンディー大尉も気づいた。
「帰還信号？
なんで」
　アンディー大尉は、息切れしながらなぜ自分たちが帰艦しなければならないのか不満だった。
「命令だ」
　サオトメがそういうと2機は、帰艦し始めた。

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「ミサイル、撃て」
　ミハイル副艦長の命令で対艦ミサイルが発射された。

　　　　　　　　※

　それは、ガーティー・ルーでも確認できた。
「回避」
　ガーティー・ルーは、イーゲルシュテルンで弾幕を張りながら回避した。
ミサイルは、イーゲルシュテルンで迎撃できた。
　その振動でブラックワードを言われ休憩室で座っていたステラ少尉は、ひどく怖がっていた。
スティング少尉とアウル少尉は、虚ろな目をしながら休憩室で座っていた。

　　　　　　　　※

「エンジンを狙れ。
足を止めろ」
　マーカー艦長の命令で敵艦のエンジン付近に2連装メガ粒子砲を撃ったが命中しなかった。

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　そんな猛攻の中無事カラミティEは、緊急着艦ネットを使用しつつも着艦した。
「カラミティE着艦」
　オペレーターが報告した。