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I miss you

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「今日も用事あるから。」

「…わかった。またね。」

これでもう1週間。

馬村と帰れない日が続いていた。

1日2日なら我慢できるものの、
なんでそんなに用事が?
と、つい考えてしまう。

「あれ?すずめちゃん。
 今日も馬村と一緒じゃないの?」

カメが1人で帰るすずめに気づいて
声をかけてきた。

「うん…用事があるんだって。」

つい寂しそうな声になる。

1週間前までほぼ毎日一緒に帰っていて、
どちらかというと、
すずめに用事があって
一緒に帰れない日はあっても、
逆は今までなかったのだ。

「馬村が毎日用事ぃ?
 もしかして…浮気だったりして。」

「えっ?!」

思いがけないカメの言葉に
すずめはドキドキした。

「ハハッ。そりゃないね。
 ごめん、ごめん。
 じゃあ、久しぶりに
 途中まで一緒に帰ろうよ。」

「うん!」

カメと馬村は同じ中学だったらしいけど、
猿丸と馬村がつるんでるから
喋ることはあっても、
ほとんどお互いのことは
知らないらしかった。

「カメちゃんから見て、
 馬村って浮気しなさそう?」

さっきのカメの発言が気になって、
すずめはつい聞いてみた。

「えー?馬村?
 よくは知らないんだけど、
 中学の時から女嫌いで有名だったし、
 すずめちゃんと付き合うのも
 びっくりなくらいなのに、
 浮気とか無理でしょ。」

「そ…だよね。」

「なにー?心配なことあるの?」

カメは思いがけずの恋バナを
ワクワクして聞いた。

「いや…心配っていうか、
 馬村モテるのに、なんで私なんか、
 って思うから…」

「え、そう?すずめちゃんには
 すずめちゃんの魅力があるし、
 馬村、見る目あるなと私は思ったよ。」

カメはニヤリと笑った。

「へ?///あ、ありがとう。」

カメにそう言われて
すずめは少しだけ気持ちが落ち着いた。

馬村がくれる言葉に嘘はないと思う。

でも自分がそんなに思ってもらえる
価値があるのか自信がないので、
いつか馬村の目が覚めても
おかしくない、とつい思ってしまうのだ。

「知らないままだと
 どうしても疑心暗鬼になるし、
 素直に馬村に聞いてみたら?
 案外つまんない用事かもよ?」

そうだった。

一人で考えるのはやめようと
思ってたんだった。

ちゃんと気持ちを伝えれば
前に進む。

馬村とはそうやっていこうって
決めたばかりじゃないか。

「うん。そーだね。
 カメちゃん、ありがとう!
 私、馬村に聞いてみるよ。」

「もし馬村がなんか酷いことしたら
 いつでも言ってよ。
 ケンカ強い友達に言って
 馬村ケチョンケチョンに
 してやるから!」

「ハハ…そうならないことを願うよ。」

物騒だなと思って苦笑いしながら
すずめはカメと別れた。

作品名:I miss you 作家名:りんりん