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三つ巴

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「おじさん、今日は学校のあと、
 大輝と出かけるから遅くなる!」

「え…あ、うん。誕生日だしね。」

「へへへ。うん。」

「おめでとう。あ、そうだ、これ。」

「え?」

「まぁ馬村くんから何かもらうんだろうけど。」

と言いながら、諭吉がプレゼントしてくれたのは、
シルバーのシンプルなリングだった。

「おじさん、これ…」

「昔から女性が19歳の誕生日に
 男の人からシルバーリングを貰うと
 幸せになれるってジンクスがあってさ。」
 
「俺が若い頃にあった、
 昔の都市伝説みたいなものなんだけど。」

「まぁ魔除け?お守りみたいなもんだと思って。
 馬村くんからはもっといいの貰って?」

「ずっと幸せでいてよ。」

諭吉はそう言いながら
照れくさそうな顔をした。

「お…おじさん!ありがとう///」

まさかおじさんからアクセサリーを
お祝いに貰うと思わなくて、
すずめは涙が出そうに嬉しかった。

諭吉は実の父親以上に
いろいろと面倒を見てくれ、
いつもすずめの幸せを願ってくれる。

すずめは本当に感謝していた。

でも諭吉が言うように
指輪は馬村からいつか、
という気持ちもあるので、
左…は空けておきたい。

すずめは諭吉からのプレゼントを
右の薬指につけた。

ちょっとだけ薬指には大きいが、
この想いが嬉しかった。

「あ、そうそう、田舎からも
 なんか荷物届いてたよ。」

そう言われて小さな包みを受け取った。

「わ、何だろう?ありがとう!」

もう時間がないので、
とりあえず包みをカバンに押し込み、
すずめは学校へ向かった。

今日は平日で学校があるが、
大輝はバイトの休みをとって
一緒に誕生日を祝ってくれる。

誕生日を一緒に過ごすのは4回目。

初めて祝ってくれた16の誕生日から、
必ず誕生日には一緒にいてくれようとする
大輝の気持ちがすずめは嬉しかった。

街はクリスマスソングや
イルミネーションで賑やかだ。

今日はどう過ごそうかと
すずめはワクワクしていた。

作品名:三つ巴 作家名:りんりん