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三つ巴

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休憩時間に、すずめはふと
田舎からの包みを思い出し、
ガサガサと開けてみた。

小さなジュエリーケースを見て、
少し嫌な予感がしたが、
開けてみてそれが的中してしまった。

諭吉からもらったのと同じような
シルバーリングだった。

「ど、どうしよう…」

中には珍しく
父ちゃんからの手紙が入っていて、

『すずめ、19歳おめでとう。
 女の人は19歳の誕生日に
 シルバーリングを貰うと
 幸せになれるらしいから贈ります。
 父ちゃんより』

「う…」

気持ちは嬉しいけど、丸かぶり。

つけてみるとやはり薬指サイズだった。

仕方なくすずめは、
右の薬指に2個づけをした。

「急に右手が重くなった気がする…」

そう思って見ていると、

ピリリリと携帯が鳴った。

父ちゃんだった。

「おー!すずめ!
 誕生日おめでとうな?
 荷物届いたか?お守りだお守り。
 大事にしろよー?」

実を言うと、父ちゃんには
大輝と付き合ってることは言ってない。

母ちゃんは大輝と一度会ったことがあるし、
おじさんから聞いて付き合ってることも知っているが、

父ちゃんにいうと
帰ってこいと言いそうなので
黙っておいてと頼んでいた。

そのかわり母ちゃんにはおじさんが、
事細かく報告してるらしかった。

そんなわけで、父ちゃんは、
すずめはどうせ貰う相手がいないんだろうと
思っているっぽかった。

「うん。父ちゃんありがとう。」

諭吉からも貰った、ということは伏せて
ひとまず父にお礼を言った。

おじさんと父親で
プレゼントがかぶってしまったが
幸せを願ってくれるのは
やっぱり嬉しい。

「ま、いっか。2つづけでも可愛いかも。」

そう言ってすずめは右手を前に出して、
リングが2つついた薬指を眺めた。

作品名:三つ巴 作家名:りんりん