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こらぼでほすと プラント2

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「そうなんだけど、こだわりがないなら、適当なのを本宅から運んでもらえばいいよ。ラクスが、いろいろと準備してるから在庫があると思うんだ。」
「それじゃあ、お願いしてもいいですか? 」
「ああ、リジェネ、ラクスに頼んでくれないか? 」
「了解。刹那より大きいね。サイズは、どうなるのかな。・・・マリー・パァファシー、連絡するから直接、そこいらは話してくれる? 」
「ええ、了解です。」
 リジェネはラクスと専用ホットラインを確保しているので、そこへ直接連絡して揃えてもらうのが一番だ。ただいま、アフリカ大陸のほうへ出向いているので、そちらに直接、リジェネから連絡させることにした。キィーンと目を金目にしてヴェーダとリンクして、ラクスの活動を把握する。仕事中なので、時間が空いたら連絡をくれるようにメールを入れておく。
「あんた、リクエストは? 」
「冷しゃぶ。」
「魚は? 」
「今日はいい。明日はマヨ焼き。それと刺身だ。」
「マヨワサビのイカは今日の予定です。」
「おう。」
 出勤予定の坊主は、早めに晩酌をするので、そこいらのメニューは説明する。帰宅が早ければ、さらに夜食も食べるので、冷しゃぶは、そちらになる。そろそろおやつの時間だ。早いのは、おやつに現れるので、ニールは、そちらの準備を始める。本日は、冷やし中華の予定だ。粗方、準備はしているので、夜食のほうの準備もする。
「アレハレ、悪いけどスーパーで豚肉買って来てくれないか? 」
「いいよ。メモ作って、ニール。」
「私も行きまーすっっ。」
「マリーさん、食いたいものがあったら遠慮なく買ってきてくれ。果物の安いのがあったら頼む。リジェネ、おまえ、道案内。」
「わかった。」
 さくさくと必要なものをメモに書きこんで、アレハレにカードと共に渡すと、三人がわいわいと出かける。それを見送ると、ニールもアイスティーをちゅーっと吸い上げる。
「増えたのか? 」
「うーん、どうなんでしょう? 別に、今更、一人や二人増えてもいいですよ。」
 また子供が増えたのか? と、坊主は尋ねているのだが、ニールも首を傾げる。どっちでもいいのだが、まあ増えて騒ぐのは悪くない。



 沙・猪家夫夫が打ち合わせがてらに寺に顔を出したら、なんだか騒がしいことになっていた。キラとアスランがいるのは、いつものことだが、アレハレと別に一人、若い女性もいらっしゃったからだ。
「何事ですか? 悟空。」
 おやつをパクついている悟空に尋ねると、アレハレの友人だという返事だ。
「俺らが出かける前に、ママの顔を拝みに来たんだってさ。」
「じゃあ、このまま滞在なんですか? 」
「うんにゃ。俺らが出発したら、アレハレたちも特区をブラブラする予定だから、みんな、留守。」
「へぇー、あれが噂の美人超兵さんか・・・可愛い子じゃないか。」
「いらっしゃい、悟浄さん、八戒さん。ビールですか? それとも軽く召し上がりますか? 」
 気付いたニールが、声をかけてくれる。こちらは出勤だから軽い晩酌ぐらいのことになる。
「ママニャン、俺、ビールとキラが食ってるの、ある? 」
「冷やし中華はありますよ。もう少ししたら冷しゃぶも出せます。」
「ニール、僕、冷しゃぶとアイスティーでお願いします。」
 ここは居酒屋か? な状態だが、はいはい、と、寺の女房は運んで来る。台所では、きゃあきゃあと楽しそうにアレハレとマリーとリジェネが料理の手伝いをしている。
「旅行の準備は終わりました? 」
「ええ、下着とかだけでいいから終わってます。適当に、カレーとかチャーハンなんかは作ってあるんですが、あとはお願いしてもいいですか? 八戒さん。」
「ええ、僕らも、こっちで軽食を食べて出勤するか、店で用意して三蔵には食べさせますんで大丈夫です。」
「てか、どクサレ坊主のことは大丈夫だって、ママニャン。こいつは一人でも生きてるからな。」
「それはわかってるんですが・・・でも、寂しいでしょ? 一緒に行こうって誘ったんですが、イヤだって言うし・・・」
「寂しい? それは、あれか、ママニャンが、このクサレ坊主の顔が見られないと寂しいってことか? 」
「ああ、まあ、それもありますねぇ。なんせ、毎日、この人の顔は見てるから、ないと物足りないとは思います。・・・・なんで、そこで怒るかなあ、あんたは。俺にとっちゃ事実でしょ? 」
 ハリセンで頭を叩いてくる坊主に、ニールは大笑いしてツッコミだ。どっちも毎日、一緒なので、なんとなく会わないと物足りないという気分にはなる。余計なことをほざくな、と、坊主は睨んでいるが、寺の女房は気にしない。実際、ニールにとって一番、長く一緒に居るのが三蔵で、なんだかんだといっても仲は良いのだ。笑いながら、亭主のビールを注いでいるのを見ていると、ほんとイチャコラ夫夫だと、周囲は感じている。
「マリー、あれでノンケだからね。」
「キラ、あれでですか? 」
「そっ、あれでノンケで、恋心とか湧かないとか言うんだよ。すごいでしょ? 」
 もきもきと冷やし中華を食べつつ、キラがマリーに解説する。あれで、あれ以上にはならないのが、そもそもおかしい。
「アレルヤ、クルマとバイクは本宅で整備して明日にでも配達してもらえるが、どこに運んでもらう? マンションの駐車場にしておくか? 」
「そうだね。明後日にニールたちを見送ったら、僕らも出発するつもりだから鍵だけ貰っておこうかな。」
「じゃあ、鍵はハイネに運ばせる。明日の夜に渡せるから、チェックしてくれ。」
「了解。」
「ナビは最新版にアップデートしてあるから、どこでも誘導してくれるし、もし、わからないなら俺に連絡してくれればいい。ホテルの手配もナビから可能だぞ。」
「ありがとう、アスラン。最初はバイクで近場を攻めるつもりなんだ。マリーも、水族館とか行ったことがないんだ。」
「ああ、そうか。じゃあ、気楽にドライブしてくればいい。暑さには気をつけろよ? 俺たちでも日中は、湿気でやられるからな。」
「ニールにも、それは注意された。午後は気をつけるよ。」
 曲がりなりにも超兵なので、へこたれてダウンするとかはないだろうが、用心するにこしたことはない。アスランでも、特区の夏はキツイと思うので、そこいらだけは注意した。