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こらぼでほすと プラント5

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さて、もう一台のほうは作戦会議になっていた。議長が顔を出すのは二日後だから、そこまでは、あまり問題はないはずだが、何かしらのちょっかいはあるかもしれないので用心するにこしたことはない。
「変態は、今、ここにいるのか? ルナマリア。」
「ううん、アーモリーワンに出張なうよ。だから、今のところは大丈夫だと思うんだけど・・・悟空、あなた、スタンガンはいる? リジェネくんのは用意したけど。」
「俺は素手でいい。如意棒もあるし。てか、ルナマリア、腹減ったからホテルに着いたらコンビニへ連れて行ってくれ。お菓子とかカップメンが食いたい。」
「オッケー。ああ、でも、ホテルにお菓子は用意しておいたわよ? とりあえず、それを食べながら作戦会議といく? 」
「そうだな。ねーさんを昼寝させてる間に、作戦の確認しておくか。なんで、グラディスさんまで出て来たんだ? 」
「キラさんが応援に頼んでくれたみたい。あと、オーヴからの依頼もありとか? まあね、ぶっちゃけ、あたしじゃ、変態を止められない場合もあるから、ある意味、抑止力にはなるわよ。変態のディナーにも参加してくれるって。ホストとホステスということでさ。」
「そりゃいいな。艦長が足止めしてくれりゃあ、俺ら、楽だ。・・・ということはだ。もしかして、他にも応援部隊はいるのか? 」
「いるわよーもっと強烈なのが。あはははは・・・イザークが予定をぶちこんできたし。ハイネからもあるんじゃないの? 」
「あ、そうか。イザークが戻ってたのか。助かるな。それなら別行動しても護衛は完璧だ。」
「でも、大人数となるときついかも? 」
「それは大丈夫だ、ルナマリア。悟空が蹴散らす。」
「おう、まかせとけ、レイ。殺さなきゃいいって八戒も言ってたから、存分に暴れるぜ。百とかだとしんどいけど、おまえらも動けるよな? 」
「当たり前だ。ザフトレッドなめんじゃねぇーぞ、悟空。俺たちだって戦力にはなるんだからな。」
「あたしも参加するわよーん。ぐふふふふ・・・暴れてやる。何気なく変態にケツバットしてやる。」
「乱戦ならいけるか。でも、怪我させるなよ? ルナマリア。」
「おほほほほ・・・誰に言ってるの? シン。そんなヘマはしないから。あ、おねーさまの護衛は誰か専任する? 」
「俺がママは守るから存分に暴れていい。俺の分の怒りも任せるぞ、ルナマリア、悟空。俺のママに不埒なマネをするやつは、ギルであろうと容赦しない。」
「もちろんだぜ、レイ。俺が確実に仕留めてやる。」
 若者組は身内ばかりだから盛り上がる。レイには一応、ギルバート・デュランダルは保護者になるのだが、それでもニールへのご無体には容赦するつもりはない。そういう意味では、レイは鬼だ。
 わいわいと騒いでいたら、あっという間にホテルに到着だ。エントランスに到着するとバタバタと飛び降りる。車は自動モードでホテルの地下駐車場へと移動する。この車では小さいので、移動用には別の大型を用意しているのだが、一応、各人の足にするつもりでキープするとのことだ。



 チェックインして部屋に落ち着くと、レイがルームサービスでお茶の手配をする。全員がひとつの部屋に泊るために、スィートルームを用意したから、居間があり寝室も三つあるという豪華さだ。
「すごい部屋だなあ。」
「和室ってないんだよ。とりあえず居間は土禁にするぜ、悟空。おやつは、どこだ? ルナマリア。」
「えーっと、ああ、ここにある。カップめんもあるけど、作る? 悟空。」
「うん、腹減ったから、まず、がつんとカップめんだな。シンは? 」
「俺もーカップめん欲しーーっっ。リジェネは? 」
「僕、お菓子でいい。パジャマとかは寝室のクローゼットかな? 」
 若者組が、ドタバタと部屋の中を確認するので大人組はソファに座った。部屋の確認をするのは、基本だ。ニールは、ミニバーを開けて、トダカの飲み物を物色する。
「トダカさん、お煎餅とかがいいですか? それともビール? 」
「ビールだろうなあ。喉が渇いた。タリアさんは、何にする? 」
「とりあえずのところは、お茶にしておきます。一応、護衛ですから。」
「あの、タリアさん、護衛って、何かトダカさんは危険なんですか? 」
 ルナマリアもタリアも護衛兼案内役とおっしゃるので、ニールが尋ねる。トダカは、オーヴの重職にあった身だから、そういう役も必要なのか、と、思ったのだ。
「以前、ナチュラルとコーディネーターで喧嘩したでしょ? だから、市民の中にはナチュラルを快く思わない人もいるの。まあ、表立って何かしようなんて人はいないと思うけど、念のためね。だから、ニールくんも一人で動かないで欲しいの。」
 と、一応、タリアは表向きの話はした。実際は、ニールを変態の魔の手から守るのが一番のメインだが報せない方向なので誤魔化した。
「じゃあ、俺も銃とか携行したほうがいいですか? 」
「ダメだよ、娘さん。きみ、銃なんて持っちゃダメ。お父さんが許しません。そのために、シンとレイがいるんだから、きみは守られていなさい。」
「そうよ、ニールくん。あなたはお客様なんだから守られてもらわないと私たちの立つ瀬がないわ。」
「てか、撃とうとか考えんなよ、ねーさん。反動で吹っ飛ぶだろ? 」
「ママ、そんなものは手にしてはいけません。俺が、きちんと守ります。」
「ママ、俺がいて、それはないだろ? 俺、無敵だぜ? 」
「ママ、なんてこと言うのっっ。怪我したら、どーするのっっ。」
「おねーさま、あたし、これでもザフトレッドですから。どうぞ、そっちは、あたしたちに任せてくださいよ。」
 全員から全否定されるとニールも苦笑する。確かに、現役から離れて長いから実戦には向かないが、それなりに手に覚えはある。トダカを守るぐらいなら、なんとか手伝えると思ったのだが、そんなことをしたら叱られるらしい。
「えーっと、一応、それなりには動けるんだけど? 」
「とーさんと一緒に背後で、どっしり構えてろ。」
「てか、リジェネのフォローはしてやったら? こいつが一番危ないだろ? ママ。」
「そうそう、僕を守ってくれないとっっ。僕、そういうのは素人なんだから。」
「あ、そうか。リジェネのフォローは必要だな。」
「あれ? 私は? 娘さん。私は老い先短い年寄りなんだから、守ってくれないのかい? 」
「トダカさん、絶対に動けるでしょ? 現役は引退してるけどトレーニングしてるに違いないんだから。」
「いやいや、腰がねぇ。リジェネくんだけ守ったら私は拗ねるよ? 一緒に守られていようじゃないか。」
「そうそう、ねーさんは、とーさんとリジェネについててくれよ。そのほうが俺らも安心できる。」
 シンが、そう締め括ると、うん、と、ニールも頷いた。まず保護すべきなのはリジェネだ。混乱しないように誘導する必要があるし、トダカのフォローなら、なんとかなる。
「わかったよ。リジェネとトダカさんのフォローにまわる。指示してくれれば、俺も動けるとは思うから、よろしく。」
「うふふふ・・・ニールくん。ザフトレッドの実力を楽しんで頂戴ね? まあ、そういうことがあれば、という仮定だから深刻に考えなくてもいいわ。レイ、お茶が届いたわ。」