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オダワラアキ
オダワラアキ
novelistID. 53970
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あなたの優しさに包まれて 後編

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大輝の熱くなった性器を服の上から手で擦りながら、亀吉の言う〝上目遣いでお願い〝をすると、大輝は一瞬固まるが、余裕のなくなった表情ですぐに仕方がないなとすずめの突起を口に含んだ。

「はぁ…あっ、あっ…ん」
効果覿面で喜んだのも束の間、激しく与えられる快感に、すぐにでも達してしまいそうになる。
「あぁっ…ん、もぅ…やぁ」
「おまえが…煽るからだろ?」
「も…イッちゃうっ…から」
イカせてほしくて腰を揺するが、それを無視して、両方の突起を弄り続けた。
「ふぅ…っ…ん…あぁっ!」
それでも我慢できずに胸への愛撫だけで達してしまうと、愛液で濡れた下着を脱がされ足を大きく広げられる。

「やぁ…っだ…見ないでっ…電気消してよ」
「おまえのココ…いい匂いすんだよな」
明るい部屋で、足を閉じることを許されず秘部を露わにされると、すずめは頬を真っ赤に染めて抵抗するが、匂いを嗅ぎチュッチュッと蜜を口で吸われ、覚えのある快感に酔いしれてしまう。

「あっ…ん、あぁっ…ん…そこ、ダメッ…そんなにしたら、またイッちゃうからっ…」
舌で愛撫され続けると、女性器がプッツリと立ち上がり、舌の先でチロチロと舐められると、トロトロと蜜が溢れ出す。
「あぁっ!…はぁ…はぁ」

さらに性急に指を入れられ、激しくグチュグチュと掻き回されると、達した直後の敏感な身体は喜びに震えた。

「あっ…まだ…ダメッ…あぁん」
「全然、ダメそうじゃないぞ?」

指を2本に増やされても、簡単に飲み込んでいくソコは、指に離すまいと絡みつく。
グチュグチュと指を抜き差ししながら、プッツリと立つ女性器への愛撫を加える。
「んっ…あぁっ!」
持ち上げた足がビクビクと震え、滑りのある愛液がシーツを濡らしていく。
立て続けに3度もイカされ、ぐったりとしたすずめを、大輝は嬉しそうに見つめた。

「おまえ…ほんと感じやすいよな」
わずかに口の端を持ち上げて笑う。
意地悪く言われているはずなのに、すずめはまた頬を染めて大輝の顔を見つめてしまう。

「そういう風にしたの…大輝でしょっ…」
「まぁそうだけど?ほんと…俺好み過ぎて、困る…」
「私も…好きすぎて…困る」

「ん?知ってる…おまえ、俺の顔好きだろ?」

フッと笑い言われると、気付かれていたことに真っ赤になるが、また深く口付けられて何も考えられなくなってしまう。

その夜も、何度も何度も愛されて、気を失うように深く眠りについた。



すずめが初診で行ったクリニックは、予約を取ることが難しい人気のところのようで、結局検査と診察の予約が取れたのは1ヶ月後だった。
2人で病院に行く前に本当に精液採取を手伝わされ、ついでにすずめも気持ち良くしてもらい、看護師に提出する際それを思い出して恥ずかしくなってしまった。


検査結果に異常がなければ、タイミング法での治療を続けることを大輝が医師に告げる。
「ご安心ください。ご夫婦共に検査結果、奥様の血液検査にも異常はありませんでした。ちょっと奥様こちらに横になってもらえますか?」
「え、はい」
「超音波で、子宮の状態を見るんですが、旦那様も…はいこれ、見えます?」
「はい…その点、ですか…?」
何か病気でも見つかったのかと、顔が青ざめると医師の言葉は予想外のものだった。

「これ、赤ちゃんですね。妊娠6週目に入ります」

「えぇぇぇ!?」
「おめでとうございます。どうぞ、これ持ち帰られて結構ですよ」
「ありがとう…ございます…」


医師の診察を終えると、別室で看護師から説明をうけた。
「ここは不妊専門のクリニックですから、妊娠された方は系列の産婦人科に行って頂きます。もちろん、ご希望の産婦人科に行かれても構いません。どちらでも構いませんので、今度は1週間後に受診してください。あと、母子手帳の申請もして、病院にお持ちくださいね」


病院からの帰り道、本当はものすごく嬉しいはずなのに、すずめはどう喜んでいいのか分からなかった。
これから治療が始まるんだと覚悟をしていた矢先のことだったために、母親になる覚悟はしていなかった。

「大輝…どうしよう。私…お母さん出来るかな…ちゃんと産めるかな」

不安気なすずめに大輝は言う。
「俺だって、ちゃんと父親出来るかなんて分かんねえけど…さ、雑誌に書いてあったぞ。妊娠して出産して、いきなり母親と父親になるんじゃないって。毎日子どもと過ごす中で、少しずつ家族になっていくんだって」

いつの間にそんな雑誌をと不思議に思ったが、すずめの不安を少しでも取り除くべく勉強をしていたらしい。

「大輝…」

「いいんじゃねえの?お腹の中の子どもと毎日少しずつでも家族になっていければ」
「うん…」
「俺は、今まで以上に優しくする…よろしくお願いします…覚えてる?」
「ふふっ…もちろん…」

すずめは、妊娠したことを心から嬉しいと思った。
涙が頬を伝い、外なのも構わず大輝の胸に縋り付いた。
大輝もすずめのことを抱き締めた。


心から思う。
大好きなあなたの優しさに、
愛情に包まれて幸せだと。


fin