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アベンジャーズVSアベンジャーズ

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 異世界からの戦士(武士)
 るろうに剣心
 緋村抜刀斎

「今日も平和でござる」

 緋村剣心こと緋村抜刀斎。しかし、彼が抜刀斎と呼ばれていたのはとうの昔の話。今は【不殺(ころさず)の誓い】をたて、剣も、刃が逆についた【逆刃刀】を扱っている。
 剣の腕は一級品で、伝説の【飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)】を使いこなして、最強最悪とまで言われた。(最も、そう呼ばれたのは【緋村抜刀斎】であった頃だけだが)

「お前が緋村抜刀斎か?」

「およよ?」

 剣心が声の方向に振り替えると、時代(明治時代)に似合わず、あらゆる所にチェーンのような物をつけた一般的に見て【チャラ男】認識される姿の人が立っていた。見た所では、剣は持っていないようだ。

「誰でござるか?」

「俺ぁ鮫島 木慈っつーもんだ。【あっちの世界】でも、覚えといて損はねぇぜ」

 鮫島 木慈(さめじま きじ)と名乗ったその男が、剣心をまっすぐから睨む。すると、剣心は言葉にし難い恐怖を味わった。まるでその男が今まで何をしてきて、これから何をしようとしているのかすべてわかったかのように。
 剣心は本能で剣を抜く。同時に鮫島も跳躍し、剣心に迫る。

「ぐっ……!?」

 繰り出されたのは、蹴り。剣心は逆刃刀で受けたが、まるで重りを乗せられたかのように倒れ込む。その上に鮫島が乗っかり、耳元で囁く。

「俺の名前は覚えたかぁ?次にこれを教えといてやる。お前らを【あっちの世界】に送ったのは、【Guard】っつー組織だ。この世界に戻りたかったら、1つだけ方法を教える」

 薄れる意識の中、鮫島の声だけが耳に聞こえる。

「【アベンジャーズ】っつーチームがある。そこに最悪のヒーローがいる。名前は………【ハルク】。また愛する人に会いたきゃあ、殺るんだな」

 そして、緋村剣心は、気を失う。そして次に目を覚めた時。それは、既に別の世界であった。