二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

同調率99%の少女(3) - 鎮守府Aの物語

INDEX|4ページ/26ページ|

次のページ前のページ
 


--

 海上自衛隊の基地に到着した。門のところで提督は今回の合同任務の旨を伝え、艦娘制度上の深海凄艦対策施設の責任者および、艦娘責任者の証明証を見せ許可を無事もらい、基地内に入る。隊員の案内により車は護衛艦があるところギリギリまで進んでもいいことになった。まずはトラックだけ先に行かせ、提督の車は駐車場に置き、7人揃って護衛艦のところまで歩いて行った。

 隣の鎮守府の艦娘たちはすでに揃っており、都の職員や海上自衛隊の隊員と話をしている。そこにいるのは艦娘6人だけで、隣の鎮守府の提督の姿はない。
 提督は駆けて行き、到着した旨伝える。鎮守府Aの6人を預けるため五月雨たち6人を側に寄らせて紹介する。
「この度はうちの者たちを宜しくお願い致します。○○鎮守府の艦娘の皆様の活動のご迷惑にならないようしっかり注意をしておりますので、どうか宜しくお願い致します。」
 提督の丁寧な挨拶に、都の職員および同行する士官、護衛艦の艦長も挨拶を返す。

 鎮守府Aのメンバーの艤装も護衛艦にすでに積み終わり、出港間近となった。提督と、トラックを運転してきた工廠長が艦娘たちに一言ずつ言葉をかけ、彼女らを元気づける。

「じゃ、6人とも。行ってらっしゃい。俺らはここまでだから。あとは適時電話なりメールなり入れてくれれば。今日は俺ずっと鎮守府いるからさ。あ、そうだ。泊まりになるかもしれないから寝間着は持ったか?あと洗面用具も……」
 さながら、提督は心配症の父親っぽく、娘たちを見送る光景になっている。
「提督、少し離れるっていっても日本なんだからさぁ、そんなに心配しないでって。あと海の上じゃ電話通じないでしょ。通信くらいはさせてもらえるんじゃないの?」
 那珂がツッコミを入れると、提督はハハッと笑う。

「なんだかてーとくさん。パパっぽい〜。パーパ!行ってきま〜す!」
 夕立が冗談を言うと、他の艦娘らからアハハと笑いがこぼれた。夕立の冗談にノッて村雨と五月雨も提督に声をかけた。
「パパぁ!行ってきますぅ〜」甘えた猫なで声で言う村雨。
「パ…お、お父さん!行ってきま……す……!」続いて五月雨は、ノったはいいがやはり恥ずかしさの方が前面にあるのか、照れ混じりに言った。
 この3人は違う反応こそすれど、ほぼ揃ってノッて来ることがしばしばなので提督には想像できた。わかってはいたが、提督は対応しきれずに照れまくりながらリアクションした。
「むず痒いし外でそういうこというのやめなさい。俺困っちゃう。」
 3人ともクスクスとさらに笑う。


 提督は気を取り直して6人に言葉を言い直す。
「ともかく、君たちの無事を信じてるから。思う存分活躍してきてくれ。」

「「「「「「はい。」」」」」

「それじゃ、暁の水平線に勝利を!」
「「「「「「暁の水平線に勝利を!」」」」」」

 鎮守府Aで出撃時に言われる旅の安全を祈る掛け声を提督が言うと、那珂たち6人も同じ言葉を同時に言い返した。そして6人は隣の鎮守府の艦娘の後に続いて乗り込んでいった。
 その場には提督と工廠長、数人の海上自衛隊の隊員が残るだけとなった。