二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

もしも獅子尾エンドだったら (6)

INDEX|1ページ/5ページ|

次のページ
 
「馬村も18だね。おめでとう。」

「サンキュ。」

2月10日。馬村の誕生日だった。

「ん。」

馬村が手を出した。

「何?」

「何って…なんかくれんじゃねえの?」

「ごめん。何も用意してない。」

「何だよ。口だけかよ。」

ゴソゴソとすずめはカバンの中を物色し、
「あ、これあげようか?」

とくれたのは、小さい袋に入ったスルメだった。

「何だよ。これ。いらねえよ。」

「え、これ、美味しいよ?」

「どうでもいいわ。
 だいたい、なんでこんなものが
 学校のカバン中に入ってんだよ。」

「お腹空いたら食べようと思って…」

「ふ、バーカ。」

馬村がフッと笑った。

やっぱり馬村が笑うと、
気持ちがほどけたようになる。

ついじっとその笑顔を見ていると、
馬村は頬を少し染めて目を逸らし、
「一応もらっとく。サンキュー。」
と言って、スルメを鞄の中にしまった。

三年生はほとんどが自由登校で、
すずめは進学が決まっているので
本来なら来なくてもいいのだが、
成績が足りないのを出席日数で
補填するように言われていた。

まぁそれは学校でしか会えない
獅子尾の画策でもあったのだが。

馬村はまだ受験が終わっておらず、
家では捗らないからと、
学校で勉強をしていた。

亀、鶴も進学が決まっていたが
暇なので毎日学校に来て
すずめと喋っていた。

「すずめちゃん、獅子尾先生とは
 どうなってるの?」

「えっ」

「バレンタインとか何もしないの?」

「あ、そっか。バレンタイン。」

「あと半月で卒業だしさ。渡そうよ!」

「うん、買いに行こうかな。」

学校でやることもないので、
3人でチョコを買いに出た。

「もういいのはほとんど売切れだねー。」

「思いつくのが遅かったか…」

「普通のチョコでもさ、
 ネクタイとか一緒にプレゼントしたら?」

鶴がふと思いついたように言った。

「そういや1年の時さ、
 先生、寿司柄のネクタイしてきたこと
 なかったっけ?」

「あった、あった。
 あれって彼女からのプレゼントくさかったよねぇ?
 すずめちゃん!」

そう言って亀がすずめを見ると、
すずめが真っ赤な顔をしていた。

「「ん?」」