二次創作小説やBL小説が読める！投稿できる！二次小説投稿コミュニティ！

アメノミハシラ付近では、大小さまざまな閃光が発していた。
ユーピテル分隊は、その気迫に押され防戦一方で後退していた。
すると別の分隊がその分隊を援護しようとビームマシンガンを撃ったが回避された。
「こんなひよっ子どもに」
　サトー少佐は、1機のユーピテルにビームライフルを撃ち撃墜した。
「我等の想いをやらせはせんわ、今度こそ」
　そういうと別のビームマシンガンを撃つユーピテル1機に高い運動性で翻弄しながら接近すると正面からビームライフルを撃ち撃墜した。

　　　　　　　　　　　　※

　副中隊長は、相手が自分たちでは太刀打ちできる相手ではないと感じていた。
「下がれ。
ひとまず下がるんだ」
　副中隊長は、後退命令を出した。
そしてゲイツ性能向上型にハイパーバズーカを撃ったが回避された。

　　　　　　　　　　　　※

　それは、旗艦マゼランのブリッジにいた中隊長も感じていた。
「索敵を厳にしろ。
敵の戦力があれだけとは、思えない。
俺の分隊も直ぐに出る」
　そういうと中隊長は、ブリッジを後にした。

　　　　　　　　　　　　※

　チェストフライヤー、レッグフライヤー、コアスプレンダーとフォースシルエットが合体しフォースインパルスガンダムが現れた。
そして4機は、編隊を組んでアメノミハシラに急行した。
戦場では、エース・パイロットであるサトー少佐がいるため無様な戦いはできないと皆はいつも以上に気合を入れていた。

　　　　　　　　　　　※

　リーンホースJr.では、敵の機種が報告されていた。
「ゲイツを使っているのか、その部隊は？」
　サイジョウ元帥は、一度確認を取った。
「はい、ゲイツRとはまた別の性能向上型のようですが」
　エルヴィン中尉が答えた。
「手ごわいな。
付近に母艦は？」
　サオトメは、敵がやや旧式を使っている理由を戦中から愛用しているからだと予想しヤキン・ドゥーエ戦役を生き延びたエースと判断した。
そして母艦の位置を質問した。
「アメノミハシラ内にナスカ級2隻とオーブ戦艦1隻を確認」
　エルヴィン中尉が答えた。

　　　　　　　　　　　　※

　ガーティー・ルーからはカオスガンダム、アビスガンダムとガイアガンダムがアメノミハシラに向かっていた。

　　　　　　　　　　　　※

　アイリス曹長は、ア・バオア・クーのシャワー室でシャワーを浴びながらサオトメのことを考えていた。
(目を閉じればすぐに浮かんでくる近くて遠いサオトメ大佐の顔。
うん、この胸に広がる気持ち。
やっぱりこういうのを恋しいっていうんだ。
ずっと見てきたんだもん、ずっと。
だれにも渡したくない。
私だけを見てほしい。
わがままな私のわがまま。
思い返してみれば簡単だったな。
サオトメ大佐といるときに私は、一番笑っていられた)
　アイリス曹長は、サオトメと過ごした日々を思い返していた。

　　　　　　　　　　　　　※

　ユーピテル分隊は、ゲイツハイマニューバの猛攻から逃げていた。
別の分隊が援護射撃をしたが1機のユーピテルがビームライフルの直撃で撃墜された。
ゲイツハイマニューバの猛攻から逃げていたユーピテル分隊の1機が時限式のハンド・グレネードを投げ爆煙を目くらましに利用した。

　　　　　　　　　　　　　※

　マゼランからは、中隊長の分隊が発進した。

　　　　　　　　　　　　　※

　1機のユーピテルがビームマシンガンを持ちゲイツ性能向上型に撃ったが回避された。
すると1機のゲイツ性能向上型がビームサーベルを持って接近してきた。
ユーピテルは、ビームマシンガンを撃ち続けたが回避され至近距離で漸く命中弾を得たが対ビームシールドで防がれビームサーベルで切られ撃墜された。
　副中隊長は、1機のゲイツ性能向上型にハイパーバズーカを撃ったが回避された。
「どういうやつらだよ一体。
ゲイツでこうまで」
　副中隊長もシュミレーションでゲイツ相手のシュミレーションは、何度も繰り返した。
しかし今対峙している相手は、そんなシュミレーションの相手とはけた違いの強さを誇っていた。
そこに中隊長の分隊が到着した。
中隊長は、ユーピテル分隊を追い回している1機のゲイツ性能向上型をビームライフルで追っ払った。
「いったん下がれ。
これでは、やつらの思うつぼだぞ」
　中隊長は、部下にそう命令すると1機のゲイツ性能向上型がビームライフルを撃ってきたので回避した。
そして反撃にビームライフルを撃ち撃墜した。
すると新手がレーダーに映った。
その方角を見ると4機のガンダムタイプと3機のザクがこっちに向かっていた。

　　　　　　　　　　　　　　※

「冗談じゃないぜ。
こんなところでドタバタと」
　スティング少尉たちは、補給が出来るものだと聞いていたのでそれが敵遊撃艦隊のせいで出来なくなっていらだっていた。
「お前らのせいかよ、俺たちが補給できないのは」
　それは、アウル少尉も同じだった。
ステラ少尉は、黙ったままだった。
スティング少尉は、機動兵装ポッドをパージしカオスガンダムは高エネルギービームライフルとビーム突撃砲を2機のユーピテルに撃った。
1機は、回避されたがもう1機は撃墜した。
カオスガンダムは、機動兵装ポッドのオール・レンジ攻撃で1機のユーピテルを撃墜した。
アビスガンダムは、3連装ビーム砲とカリドゥス複相ビーム砲を撃ち2機のユーピテルを撃墜した。

　　　　　　　　　　　　　　　※

　中隊長も機種に気付いた。
「何だ？
緑色ガンダム、青色ガンダムに黒い変形型ガンダム？」
　中隊長は、敵ガンダムの暫定名を言った。
「グリーン・ノア1を襲撃した機体か？」
　副中隊長は、敵がどういうやつか言った。

　　　　　　　　　　　　　　　　※

　そこにα艦隊のマン・マシーン隊が向かっていた。
敵ガンダム部隊の存在は、α艦隊のマン・マシーン隊も確認できた。
「あいつら」
　アンディー大尉は、そういうと増速した。
「あの4機、今日こそ」
　ジョニー中尉の言葉をサオトメが聞いた。
「目的は、戦闘じゃないぞ」
　サオトメは、部下を諭した。
「解ってます。
けれど撃ってくるんですよ。
あれをやらなきゃ哨戒もできないですよ？」
　ジョニー中尉は、サオトメに反論した。
サオトメは、ジョニー中尉の言い分も分かるためそれ以上は何も言わなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　※

　サウス大尉は、ア・バオア・クーのリクリエーションルームでクーパー中尉を探していた。
クーパー中尉は、機体の整備を手伝ったら飲み物をおごってくれるという話をしていた。
しかしリクリエーションルームで待っているはずのクーパー中尉が見つからない。
そこにアイリス曹長がいた。
サウス大尉は、アイリス曹長にクーパー中尉を見なかったか聞こうと近づいた。
「やあ、アイリス曹長」
　しかしアイリス曹長は、うわの空だった。
「アイリス曹長？」
　サウス大尉は、もう一度アイリス曹長に呼びかけた。
「副隊長」
　アイリス曹長は、クーパー中尉に気付くとけだるそうに敬礼した。
「大丈夫か？」
　サウス大尉は、アイリス曹長を心配した。
「大丈夫です」