二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

伝えたい事

INDEX|17ページ/31ページ|

次のページ前のページ
 


14歳だった兄との久しぶりの再会に、心が落ち着かない。
部屋から出ると青い瞳をした綺麗な女性が待っていてくれていた。
12歳の時にこの人に助けられてから、今までずっとお世話になりっぱなしの人だ。
特に兄が木星に行ってからは、身元引受人にもなっていてくれているし、艦長とも・・艦長って、ビーチャも艦長だった事も有るんだ。
でもここでの艦長はブライト・ノア艦長の方で、ブライト艦長とも古い知り合いだからって事でとてもよくしてくれている。
「良く似合っていてよ」
そう言ってくれたので、
「セイラさんが選んでくださったから、なんか大人っぽいかな~って思ったけど、凄く素敵です」
安心しておしゃべりが出てきた。
セーラさんと居ると結構おしゃべりになってしまう。
セイラさんは口数が少ないからかな?
聞き上手なのね。
今日、私が着ているワンピースはセイラさんが選んでくれたもので、少し大人びたシンプルなデザインのもので、似合うか心配だったけど、大丈夫だね!
色はスモーキーピンクで、すっごく、落ち着いたピンク。
こんなピンクもあるんだって、知らなかったわ。
パステルピンクが好きだったからよく着ていたけど、もう私は大人になるのだから、これからはこういった洋服を着る様にしよう!
セイラさんに相談して・・・、だってよくわからん・・。
「お兄さんも驚くわね」
そんな話をしながら、セイラさんの運転する車でエアポートに向かう。
「もうあれから5年? 早いわね」
「兄も20歳になるのか。変わったのかな」
「きっと素敵な男性になっていてよ」
ふふふ、と笑うセイラさんはとてもきれいだった。

作品名:伝えたい事 作家名:かえで